グローバルな経済変化を肌で体験
記事:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース:2010年5月5日
2006年、カナダの在ガーナ共和国高等弁務官を務めていたころのボビアッシュさん。村人たちとともに経済発展に貢献しました。写真提供:Donald Bobiash
アジア、南米、アフリカの一部にある発展途上国の生活水準が大幅に改善されたことにより、国際関係も大きな転換期を迎えていると、カナダ人の外交官、ドナルド・ボビアッシュさんは言います。
「グローバルな規模で増え続ける中層階級を豊かな国々が受け入れていく中で、ロータリーには、効果的な発展援助ができる経験と構造が備わっている」こう話すボビアッシュさんは、元ロータリー財団国際親善奨学生です。
「ロータリーは国際性の極めて豊かな組織です。人種、宗教、富む者と貧しい者、東洋と西洋をつなぐ懸け橋となっています」と、カナダの外務・国際貿易省のアフリカ担当責任者であるボビアッシュさんは述べます。「数十年もの間、先進国にある何千ものクラブが、発展途上国のクラブと協力してプロジェクトを実施し、識字率を向上したり、健康を改善したり、平和を推進してきました。これこそ、ロータリーがいかに人々の生活を改善できるかを示す最高の例です」
インドと中国は、特に顕著な変容を遂げたとボビアッシュさんは言います。これら2国は、世界の貧困国の中から経済大国として頭角を現しています。またアフリカでは、多くの諸国が現在も脆弱である一方、急速に発展を遂げている国も存在する、と話します。
「絶えず新しい国に目を向け、新たな問題に挑戦できることが、国際問題に取り組むことの醍醐味」と話すボビアッシュさん。「テーマはいつも大体同じですが、インドや中国など、貧しかった発展途上国がパワフルな大国に変わるなど、国際関係では常に新しいことが起こっているのです」
外交官を本職とするボビアッシュさんは、仕事で世界中を飛びまわり、発展途上国同士が相互に経済発展をサポートできるよう援助してきました。1989年には、カナダの外務・国際貿易省に入省し、日本とパキスタンでの外交プロジェクトに携わりました。さらに、南アジア関係、発展途上国との経済関係、南米関係、国際組織、フランコフォニー国際組織(フランス語使用国から成るグループ)を含め、政策計画を担当する部門でも働いてきました。
ローズ奨学生としてオックスフォード大学から国際関係の博士号を取得したボビアッシュさん。外交官としてのキャリアは、ロータリー奨学生としてアフリカに留学したときから始まりました。当初、ヨーロッパに留学しようと計画していましたが、ロータリーからセネガルへの留学を指定され、そこで過ごした1年間が人生の転機となった、と言います。
「ロータリー奨学金の素晴らしい点は、普通なら一生見ることのないような国に留学する機会を学生に与えていることです。発展途上国で仕事をしていると、開発、政治、文化などの面で、現地に住まない限り決して得られないような洞察力を深めることができます」
世界を旅して回ることは、カナダ、サスカチュワン州にある小さな町近くの家族農場で育った彼の夢でした。
「ロータリーが世界への扉を開いてくれた」とボビアッシュさん。「セネガルでは、クラブを訪問して、ビジネス界や学問界、富裕層や貧困層など、社会のさまざまな層の人々と出会うことができ、大変充実した1年間を過ごしました。ある意味、各クラブは、それぞれの地域社会の縮図となっていると思います」
RI国際大会の直前、6月19日にモントリオールで開かれるロータリー学友祝賀行事で、ボビアッシュさんが講演をする予定となっています。
この記事は リコネクションズのために執筆されました。
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