ロータリーの歴史に残る規定審議会が閉幕
記事:Arnold R. Grahl
国際ロータリーニュース:2010年5月4日
4月26日、ロータリーの531地区から集まり、審議会で立法案を検討する代表議員。
Rotary Images/Monika Lozinska-Lee
2010年規定審議会は数々の重要な立法案を採択して幕を閉じました。中でも顕著な案件は、Eクラブが国際ロータリーで恒久的に設置されるようになったこと、新世代奉仕が奉仕の第五部門となったこと、各クラブがRIに払う人頭分担金が会員一人当たり年間1ドルの値上げとなったこと、北米のロータリアンに「ザ・ロータリアン」誌の新たな購読手段が設定されたことなどが挙げられます。
代表議員はまず、2011-12年度から年間の人頭分担金を会員一人当たり1ドル増額することを可決しました。これにより、RIの予算は2013年まで黒字が継続する見込みですが、2015年にはおよそ300万ドルの赤字となると見られています。
各ロータリー・クラブが払う人頭分担金は、2011-12年度には会員一人当たり年間51ドル、2012-13年度には52ドル、2013-14年度には53ドルとなります。2010-11年度の人頭分担金については、すでに会員一人当たり50ドルと規定されています。
理事会は当初、この2倍の増額幅の要請を予定していましたが、経済見通しが好転したため、要請する値上げ幅を1ドルに修正しました。一般剰余資金は審議会規定の準備額を大幅に上回っており、事務局も大幅な経費削減を実施しました。詳細はこちらをご覧ください。
長年試験プロジェクトであったEクラブは、ロータリーで恒久的に設置されることとなりました。代表議員は各地区に1つのみ認められていたEクラブを、各地区に2つまで許可するよう修正しました。この修正案の支持派は、複数の言語が使われている地区にはEクラブがより適していると主張していました。
Eクラブは「電子的な通信手段を通じて会合を持つロータリー・クラブ」と定義されています。この6月末をもって終了予定の試験プロジェクトの一環として、少数が運営されてきたEクラブですが、中にはオンラインでのみ例会を持つクラブもあれば、従来の例会の形態とオンラインの例会とを併用するクラブもあります。詳細はこちらをご覧ください。
代表議員はさらに、現行の奉仕部門であるクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕に新たに第5の部門、新世代奉仕を加えることを採択しました。新しくプロジェクトを実施する際にロータリアンはクラブと会員が各奉仕部門にいかに貢献できるかを考慮するように求められています。この第五の奉仕部門を支持する代表議員は、これにより、指導者育成、奉仕プロジェクト、交換プログラムにかかわっている青少年と若者による良い意味での変化が助長され、その重要性が認識されると見ています。詳細はこちらをご覧ください。
規定審議会の終盤では、米国とカナダのロータリアンに「ザ・ロータリアン」誌を電子版で受信する選択肢を与える案が採択されました。審議会は、同誌の購読規定を完全に廃止する制定案は否決しましたが、同じ住所に居住する2名のロータリアンが共同で購読することを許可する案を可決しました。審議会はまた、北米以外に住んでいるロータリアンが従来の印刷物の形態か電子版のどちらかを選択できるようにすることに関しては、否決しました。 詳細はこちらをご覧ください。
審議会は他にも以下のような難しい案件に取り組みました。国際ロータリーの会長指名委員会の定員を34名から17名に削減すること、各地区からの選挙関連の申し立ての件数を制限するため地区ガバナーの指名を無効にするといった措置を取る権限を理事会に与えること、クラブが33未満あるいは会員数が1,200名未満になった地区をほかの地区へ統合させる権限を理事会に与えること、クラブが性的指向を理由に入会を拒否するのを禁ずることなどです。
規定審議会は、3年毎に国際ロータリー定款、国際ロータリー細則、標準ロータリー・クラブ定款の改正を審議する機関です。今年の審議会は4月25日から30日まで開催され、ロータリーの531地区の代表議員が、ロータリー・クラブ、地区、RI理事会によって提出された200件を超える立法案を審議しました。
審議会の閉会に伴い、公式の決定報告書がまとめられ、早急にウェブ上に掲載されます。
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