アフリカからポリオを「キックアウト」
国際ロータリー・ニュース:2010年6月18日
FIFAワールドカップの開催に伴い、各国のロータリー・クラブが手を組んで、アフリカ大陸からポリオを永久に「蹴りだす」運動を行っています。
ロータリーの105周年記念日に当たる2月23日、「アフリカ・キックアウト・ポリオ」キャンペーンが立ち上げられ、それを象徴するかのように、自らも元ポリオ患者であるデズモンド・ツツ名誉大主教がサインしたサッカーボールのキックオフが行われました。
ボールは、2010年ワールドカップ開催地の一つであるケープタウン(南アフリカ)を出発。ポリオ感染者が出ている22カ国を回って、6月に最終地であるモントリオール(カナダ)RI国際大会に届けられる予定となっています。このキャンペーンの主要協賛者となっているのは、DHLエクスプレス社です。
ポリオ撲滅活動を支援するロータリアンとその他の人々は、Kick Polio Out of Africa のウェブサイト(www.kickpoliooutofafrica.org)からバーチャル・サッカーボールにサインし、ポリオから子供たちを救うことを目指した世界的な運動に参加することができます。ポリオに感染した子供は、身体の麻痺障害に侵されるだけでなく、時には命をも奪われる危険があります。サッカーボールへのサイン活動は5月5日に開始されました。集められたサインは、ワールドカップ終了後、世界ポリオ撲滅推進計画に取り組む主導パートナーに公式に贈呈されます。
アフリカを旅行中のサッカーボールの足取りを最近のものから追ってみました。
- 6月9日、目的地に着く前の最後の停留ポイントとなるチャド共和国で、イドレス・デビ大統領は、海外訪問への出発を遅らせてまで同国に到着したサッカーボールに署名してくれました。ロータリアンと協同団体の関係者からなる代表団が空港でボールを迎え、それを足早に大統領官邸へと運びました。ボールを手にしたデビ大統領は、ポリオ撲滅への決意を新たに表明しました。
- 2009年2月以来、ポリオ発症件数を劇的に減少させたナイジェリア。同国の視察に訪れていたビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団のビル・ゲイツ共同委員長が、同国のアブジャでボールに署名しました。ゲイツ氏は、ポリオとの闘いにおける目覚しい発展を遂げたナイジェリアを称賛し、撲滅という偉業達成に向け、同国の指導者たちに激励の意を伝えました。
- 6月5日、ニジェール共和国へのボール到着にあたり、同国の国営テレビ局がテレビ・マラソン(長時間プログラム)を実施し、ポリオ撲滅のために44,500米ドルの寄付を集めました。指導者であるサル・ジボ氏がボールに署名し、それを同国のロータリアンに手渡しました。署名式典には、同国のイッサ・ラミネ保健相やニジェール・ポリオ・プラス委員長であるガストン・ガバ氏の姿もありました。
- 何千人もの母親が子どもに予防接種を受けさせようと参加したマリ共和国の全国予防接種日最終日にあたる5月31日、サッカーボールが同国に到着しました。3日間の栄養保健会議が首都バマコで開催される中、ボールの署名式典が行われ、同国のウスマン・トゥーレ保健相がそれに出席しました。
- 5月28日、西アフリカに位置するモーリタニアにボールが到着し、そのボールで遊ぶ機会が幼稚園児たちに与えられました。また子どもたちは、ポリオに感染して身体麻痺を患うことなくサッカーのようなスポーツができるのは、予防接種のおかげであることを学びました。全国予防接種日の開催イベントで、同国の保健相がボールに署名し、自らも子どもたちにワクチン投与を行いました。
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