Rotary.org: ニュース - ガーナでギニア虫の撲滅を目指す

 ガーナでギニア虫の撲滅を目指す

  • 印刷
  • Eメールで送る

 
 

nギニア虫の入った水のボトルを見せる少女。ガーナにて。写真提供:Walter Hughes

4カ国のロータリアンが、カーターセンターおよびガーナ保健庁と協力して、同国からギニア虫を撲滅する活動に取り組んでいます。

2005年以来、カナダ、ガーナ、スイス、米国の13地区からクラブが手を組み、ガーナ北部の僻村にきれいな飲み水を提供するため、財団マッチング・グラントの支援を受けて6つのプロジェクトを実施しています。これらのロータリアンは、カーターセンターとガーナ政府が連携して実施している「ギニア虫撲滅プログラム」に参加し、井戸や水システムを最も必要とする場所の特定に当たっています。

「(カーターセンターとガーナ政府が)ギニア虫の患者が発生した地点を私たちに知らせてくれるので、そこに井戸を設置する必要があると判断できるのです」と話すのは、米国バージニア州、ロッキーマウント・ロータリー・クラブ会長であるウォルター・ヒュー氏です。同クラブは、2006年からこの活動に関わっています。「『(財団の)未来の夢計画』が始まる前から、私たちは未来の夢を実践していたわけです。複数のクラブ、複数の地区が、複数の国で、非政府組織 と協力して活動してきました」

ガーナにおけるギニア虫の発生数は、2006年の4,136件から、2009年の242件にまで大幅に減りました。今年度2月までにはわずか4件の発生しか報告されておらず、これは発生が半年に3件足らずであることを示しています。

「12月までにはガーナにおける撲滅の“勝利宣言”ができることを期待している」とヒュー氏。「それから12カ月経っても発生がなければ、撲滅が正式に証明されます」

ギニア虫は、寄生虫の幼虫を含む汚染水を飲んだ人が感染する病気です。体内で成虫するまでに1年かかり、その大きさは3フィートにも上ります。その後、皮下に水泡ができ、激しい痛みを伴うため、患者は長期にわたって苦しみ、時に身体障害をもたらすこともあります。

寄生虫が繁殖している地域を対象に、井戸掘りや水システム設置のためのマッチング・グラントが提供されています。そのうちのある活動では、シンガに近い僻村部に太陽熱による水システムが設置されました。また、ほかのプロジェクトでは、風力発電による給水システムが敷かれ、遠く離れた村に水を供給しています。清浄水の提供はギニア虫撲滅活動の一環であり、これに加えて治療や教育などの活動が行われています。

井戸の修理にもロータリアンが手を貸しています。水の管理、資金の節約、井戸・水システムの維持・修理を担当する水・衛生委員会を村に設置するため、ロータリアンが援助している、とヒュー氏は述べます。

「ロータリーが強調している事項のひとつが、持続可能性です」とヒュー氏。「それを念頭に、私たちは井戸の設置を人々に呼びかけています。通常、地元の人々が活動に参加し、土地を整備したり、作業員たちに食事を提供したりと、できる限りの協力をしてくれます。ですから、プロジェクトが完了したら、これらの井戸は、単にロータリーから寄贈されたものではなく、彼ら自身が作ったものであるという自覚が生まれるんです」

ガーナ北部にある、会員25人足らずのタマレ・ロータリー・クラブが、2つの活動を除き、すべてのマッチング・グラント・プロジェクトの実施国側提唱者となってきました。また、創立2年のスンヤニ・セントラル・ロータリー・クラブが、残る2件のプロジェクトの提唱者となりました。

「タマレのロータリアンの貢献は素晴らしいものでした。3つの州を奔走してこの病の撲滅に身を捧げています」とヒュー氏は話します。「少人数のクラブがこれほどの功績を残していることは、見事としか言いようがありません。小人数のクラブでも大きな貢献が果たせることを、身をもって実証してくれました」 

関連情報:


コメントを投稿する

*は入力必須項目です