インドで予防接種活動に先駆けて実施された保健キャンプ
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース -- 2010年2月2日
ニューデリーの保健キャンプで子供たちにポリオ予防接種を施すラクシュミー・ミッタル氏。一緒に写真に写っているのは、ウシャ夫人(青色の服)、インド・ポリオ・プラス委員会のディーパック・カプール委員長(金色のネクタイ)、カルヤン・バネルジーRI会長ノミニーです。子供を抱えているのはラジェンドラ K. サブーRI元会長(茶色のジャケット)です。写真提供:インド・ポリオ・プラス委員会
1月10日の全国予防接種日(NID)に先立ち、ニューデリーで無料の保健キャンプが開催されました。
1月7日に実施されたこの保健キャンプは、インド・ポリオ・プラス委員会の協力を得て、デリー・サウス・メトロポリタン・ロータリー・クラブが企画したものです。キャンプでは恵まれない人々に検診や診断が行われ、健康に関するさまざまな情報も提供されました。
インドでは、全国予防接種日に先立ってポリオ予防接種を奨励する目的で、こうした保健キャンプが度々開かれます。ニューデリーのキャンプ開幕式には、ボンベイ・クラブとムルンド・クラブの名誉会員であるラジャシュレー・ビルラさんと、世界最大手の鉄鋼製造会社ArcelorMittalを率いるラクシュミー・ミッタル氏ならびにウシャ夫人が参加しました。ビルラさんとミッタル夫妻はともに、ロータリーの2億ドルのチャレンジへの大口寄付者となっています。
「ビルラさんやミッタル夫妻のような人々からの寛大な支援に促されてさらに多くの支援が集まり、社会的な弱者や恵まれない人々の生活が改善される」と話すのはラジェンドラ K. サブーRI元会長です。
「世界的なポリオ撲滅活動は、ポリオ常在国4カ国が中心となっており、インドもその一つである」とカルヤン・バネルジーRI会長ノミニーは語ります。「ポリオ撲滅は私たち全員の責務であり、今こそ危機感を高めて、全力でこの活動に取り組む必要があります。インド、主にウッタルプラデシ州とビハール州の子供たちがポリオの脅威にさらされることがなくなるよう願っています」
ロータリー財団の管理委員で、インターナショナル・ポリオ・プラス委員を務めるアショク M. マハジャン氏は、ビルラさんとミッタル夫妻が保健キャンプを訪問して、献身的な活動ぶりを示したことを称えています。
ビルラさんの亡き夫、アディティア・ビルラ氏は、フォーチュン500社に数えられるアディティア・ビルラ・グループの創業者でした。ロータリーの2億ドルのチャレンジに寄付を行ったビルラ夫人は、恵まれない人々の保健状態を改善するためのロータリーの活動に感謝を表し、次のように話しています。「インドでは患者の数に対して医師の数が非常に少ない状況です。医療を受けられないまま放置される人々が大勢います」
ビルラさんは、ポリオを撲滅するためのロータリーの取り組みに心を動かされたといいます。同僚や職場の知り合いなど周囲の人にポリオ撲滅のメッセージを広め、持てる限りの力を尽くしてスラム街の親たちに呼びかけを行うべきだと訴えます。
「生涯、からだが不自由になることのないよう、1歳から5歳までの子供たちにポリオ予防接種を行わなければならない」と話すウシャ・ミッタルさんはロータリーのチャレンジに100万ドルの寄付を行いました。「インドでポリオ撲滅を実現するため、私たち家族がロータリーへ寄付し、支援できることを大変光栄に思います」
ポリオ撲滅をめざすロータリーの活動については以下をご参照ください。
- ポリオと撲滅活動の支援方法について読む。
- ロータリーの2億ドルのチャレンジの進展状況についてビデオを見る。