Rotary.org: ニュース - ロータリーと国連が密接な協力を約束

 ロータリーと国連が密接な協力を約束

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11月7日にニューヨークで行われたロータリー国連デーで、ロータリアンに話しかけるジョン・ケニーRI会長(上)。 国連目標の支援に向けて密接に協力していくことを目指したグローバル・コンパクトと国際ロータリーの合意について発表する国連グローバル・コンパクトのガビン・パワー副理事(下)。Rotary Images

「ロータリーと国連の長年の関係は、市民社会が国際的組織と手に手を取って協力すれば偉大な功績を収めることができるということを証明するものです」

11月7日にニューヨークの国連本部で行われたロータリー国連デーは、国連広報局で非政府組織との関係を担当するマリア・ルイサ・チャベス局長の言葉で始まりました。この日、ロータリアン、国連関係者、ロータリー青少年プログラムの参加者を含む1,600人以上が、水、識字、保健、青少年に関する問題についてパネル討論に参加しました。

1945年以来、国連と協力してきたロータリーは、数多くの国連機関の監督を行う国連経済社会理事会により、非政府組織としては最高の諮問的地位を与えられています。 

今年のロータリー国連デーでは、持続可能で責任ある事業慣行を通じて、国連目標を協力して支えていくことを目指す国連グローバル・コンパクト(Global Compact)と国際ロータリーの合意が発表されました。この合意は、グローバル・コンパクトの地域ネットワークと33,000以上にも及ぶロータリー・クラブとの間での合同活動やプログラムを推進することを目的としたものです。

「ロータリーの基本理念である『超我の奉仕』と『四つのテスト』は、国連の中核的理念と、包括的かつ公平で持続可能なグローバル経済の発展を目指すグローバル・コンパクトの使命に、実に見事に一致しています」と、グローバル・コンパクトのガビン・パワー副理事は話します。

2000年に発足した国連グローバル・コンパクトは、人権、労働、環境、腐敗防止の分野において国際的に認められている10原則を、ビジネスの経営や政策に組み入れることに専心している企業のためのイニシアチブです。

結束を強調したパネル討論

水に関するパネル討論では、ユニセフのプログラムディレクター、ニコラス・アリプイ氏が、世界中の女性と子供の健康を改善するために国連機関と活動を続けるロータリーを称賛しました。

「世界的なポリオ撲滅活動に対するロータリーの献身、熱意、リーダーシップが、私たちに勇気を与えてくれたことは明らかです。ロータリーは、公共機関と民間組織のパートナーシップの模範を世界に示しました」

貧困と飢餓の撲滅、疾病の蔓延防止、識字率の向上を2015年までに達成することを目指した国連ミレニアム開発目標に進展が見られる一方、衛生の分野ではさらなる取り組みが必要であるとアリプイ氏は話します。

「適切な衛生設備は、子供たちの健康を改善し、死亡率を低下させる上で極めて重要です。ロータリーの強みは、大勢の人々を動員して、多くの人々がより良い設備を利用することを可能にする、その巨大なネットワークです」

識字に関するパネル討論では、米国ユニセフ基金の委員長、キャリルM. スターン氏が、成人の非識字率が世界で25パーセントから20パーセントに低下したことに言及しました。また、少女に教育を授けることによって、成人後の自立を助け、それが5歳未満の子供たちの死亡率の低下にもつながると説明します。

「識字力を持つことによって、人々の命は救われます。私たちが持ちうる手段の中で、貧困の悪循環を断ち切ることができるのは、教育だけなのです」

第7070地区(カナダ、オンタリオ州)の元ガバナーで、識字率向上支援グループのエリアコーディネーターを務めるロジャー・ヘイワード氏は、自身のクラブでは、識字率向上プロジェクトに優先して取り組んでいると説明します。  

保健に関するパネル討論で話をしたのは、アカデミー賞受賞候補となったドキュメンタリー映画「The Final Inch」のプロデューサー、トム・グラント氏です。グラント氏は、ポリオ撲滅活動の第一線に立つ ロータリーとの対話が、インドで子供たちに予防接種を行うボランティアの姿を追ったこの映画の成功において極めて重要な役割を果たしたと話します。

ユニセフで保健のシニアスペシャリストを務めるエドワード・ホークストラ博士は、ロータリーのポリオ撲滅活動は、世界の保健に影響をもたらしているロータリーの力を証明するほんの一例に過ぎないと述べます。

「ロータリーは、これまで国連、そして世界とつながりを築いてきた素晴らしい団体です。その活動にはただただ敬服するばかりです」

ロータリー国連デーではこのほかに、元インターアクターのソフィア・ハミードさんと、元ローターアクターのアン・シャーロット・ペリンさんが、ロータリー青少年プログラムでの経験を語りました。

ロータリー国連デーでの青少年プログラムは、午前中にほかのプログラムと別に開かれました。

ジョン・ケニーRI会長は、ロータリーと国連が、「平和な世界」という共通のビジョンを抱いていることを参加者に伝えました。 

「世界中のロータリー・クラブがプロジェクトにおいて互いに協力するのと同様、私たちは国連機関とも手を結び、支援とリソースを倍増し、人々の意識を高めていくことができるでしょう」とケニー会長。「国際ロータリーと全ロータリアンが、国連関係者とボランティアに支援を送り、活力を与えていくことができるのです」


1 Comments:
At 1:32午後 on 16 11月 2009, 松宮 剛 wrote: 国連の始まりの段階でロータリーとロータリアンが大きな貢献をしたという歴史的な事実に感動を覚えたことを思い出します。国際という「国と国との関係」を最初から超えているロータリーのアイディアをなんと誇り高く感じたことでしょうか。しかし、ロータリーの本願は一つ一つのロータリー・クラブに在り、各クラブが地元地域社会で貢献する奉仕活動こそが、ロータリーの本領であった筈です。ロータリー・クラブはその意味で元来地域社会のものであり、それぞれの地域社会をより善くしてゆく活動が世界中で実施されてゆくことにロータリーの妙味があったのではないでしょうか。RIの強調事項に世界中のクラブが邁進する、そのことによって自発的かつ主体的に各クラブが実施しようとする奉仕活動は、そのエネルギーの大半を割かれてしまい、結果的に自発性と主体性を奪われた多くのロータリー・クラブは、その根本的な熱意を喪失してゆくように思えてなりません。本当にこうしたRI主導の色濃いロータリーの活動を推進する方向でよいのでしょうか?私は大いに憂慮しています。

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