元ロータリー奨学生のジャーナリストがイランで釈放される
記事:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース:2009年5月21日
釈放後の5月12日に、イランのテヘランで笑顔を見せながら報道陣と話す元ロータリー奨学生のロクサナ・サベリさん。写真提供: AP通信/Hasan Sarbakhshian
スパイ容疑でイラン政府に拘束されていた元ロータリー財団国際親善奨学生の米国のジャーナリスト、ロクサナ・サベリさんが5月11日に釈放され、世界中の人々は歓喜と安堵の念につつまれました。ノースダコタ州ファーゴのロータリアンにとっては、とりわけ嬉しいニュースとなりました。
ファーゴ出身のサベリさんは、無効になった報道信用証明書を使って活動していた容疑で1月に拘束されましたが、その後スパイ行為の疑いでイラン当局により再起訴されていました。 サベリさんは、イランの上訴裁判所が、8年の懲役を破棄し、執行猶予付きの2年の減刑という判決を下した即日に釈放されました。
ファーゴ・ロータリー・クラブから推薦されて1999-2000年度の国際親善奨学生に選ばれたサベリさんは、ケンブリッジ大学でジャーナリズムを学びました。
ファーゴ・クラブのジョエル・フレムスタッド会長は、イランのモハマド・カザイ国連大使とマヌシェール・モタキ外相に書簡を送り、サベリさんとロータリーとの関係ならびにロータリーの使命を説明し、サベリさんの釈放を求めました。
ノースダコタ州のアール・ポメロイ下院議員の下、2003-04年に連邦議会で働いていたフレムスタッド会長は、元上司であるこのポメロイ下院議員に連絡し、同州のロータリアンを代表してサベリさんの事件について懸念を表明しました。1975-76年度にロータリー奨学生として英国のダラム大学で学んだことのあるポメロイ下院議員は、 サベリさんの釈放に向けて米国務省と密接に協力しました。サベリさんが釈放される数日前には、カザイ国連大使に直接連絡を取り、サベリさんの状況について尋ねました。
「サベリさんの釈放に向けて適切な外交措置が取られるよう、イランの関係者を含む多くの人々が力を合わせました」とフレムスタッド会長は話します。「釈放のニュースを聞いたときには、皆が喜びで躍り上がると同時に安堵の胸をなでおろしました」
ポメロイ下院議員は次のように話します。「ノースダコタでは、友人や近所の人が困っていると、人々が集まって援助の手を差し伸べます。これはロクサナさんのケースでも例外ではありませんでした。多くの人々や団体が支援を申し出てくれました」
「ロクサナさんのために、このような難しいケースにおいて懸命な働きかけを行ったロータリーを、元ロータリー奨学生として誇りに思います。何が最終的にロクサナさんの釈放を導いたかはわかりませんが、ロクサナさんのために集会を開き、手紙を送り、惜しみない支援を提供した地元の人々の貢献が一役買ったことは疑いの余地がありません 」
国際親善奨学生の選考にあたりサベリさんの世話をしたゲイリー・ノルティ元第5580地区ガバナーも、釈放のニュースを聞いて喜んでいます。
「ニュースを聞いたときには、とにかく興奮でいっぱいでした」と米国ミネソタ州のムーアヘッド・ロータリー・クラブ会員のノルティ元ガバナーは振り返ります。「サベリさんは、極めて知的で自信に満ちた女性です。奨学金の面接中には、まるで彼女が私たちを面接しているかのようでした。 すべてにおいて完璧なんです」
イラン人の父親を持つサベリさんは、米国とイランの二重国籍を保持しています。サベリさんは2003年にイランに赴き、フリーのジャーナリストとしてBBC放送やナショナル・パブリック・ラジオの下で働いていました。今後は、家族のいるファーゴに戻る予定です。
「地元の人々は彼女の帰りを首を長くして待っています」とフレムスタッド会長。「彼女の帰還と同時に盛大な祝賀行事が行われることでしょう」
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