貧困根絶に向けて夫婦で協力
記事:Diana Schoberg
国際ロータリー・ニュース:2009年5月11日
米国カリフォルニア州サバストポル・ロータリー・クラブの会長の会長を務めるキャサリーン・メイヒューさんは、夫のフランクさんとともに「Adopt a Village」モデルを開発しました。写真は、ウガンダのキランガ村の住民に会い、ニーズが満たされているか確認する様子。写真提供:
Photo courtesy Rotary Club of Sebastopol
「世界平和を実現するには貧困をなくさなければならない」と、米国カリフォルニア州、セバストポル・ロータリー・クラブに所属するフランク・メイヒューさんと妻のキャサリーンさんは訴えます。
そこでメイヒュー夫妻は、「Adopt a Village(村を支援しよう)」と呼ばれるモデルを提案しました。
これは、発展途上国のロータリー・クラブが村を選び、村のニーズを調査した上で、保健、食糧生産、教育に関するプロジェクトを企画するものです(該当する村では、きれいな水とマラリア予防に関連する保健プロジェクトが必須)。パートナーとなるクラブが3つのニーズすべてを引き受け、丸ごとその村の面倒を見ることになります。プロジェクトの費用は通常、3万米ドル程度で、ロータリー財団のマッチング・グラントを利用した例もあります。
これまでに、ケニア、ナイジェリア、フィリピン、ウガンダのクラブが、カナダ、英国、米国のクラブの支援を受けてプロジェクトに参加しました。メイヒュー夫妻はこのプロジェクトのコンセプトを北米のいくつかのクラブで説明してきましたが、現在はクラブの仲介役を務め、友好関係にあるクラブ同士が同じプロジェクトモデルを使って活動に着手するよう勧めています。
「ロータリーには3-H補助金という大きな補助金がありますが、いろいろな要素を一度にカバーする補助金がありませんでした」と話すフランク・メイヒューさんは、第5130地区の補助金小委員長です。「ありそうでなかった補助金だけに、目から鱗の落ちる提案となりました」
GSEチームが実施地を訪問
第5130地区(米国カリフォルニア州)研究グループ交換チームがナイジェリアの第9110地区を訪れた際、チームメンバーは、「Adopt a Village」プロジェクトの実施予定地であるイジャドで一日を過ごしました。その村に医療クリニックがなく、村人は一日に何度も水汲みに出かけなければならないほか、読み書きをできる成人は10パーセントに満たないことをメンバーは知りました。
「プロジェクトへの意欲を新たにして帰国しました」と話すのはチームリーダーで、ウィンザー・ロータリー・クラブ(米国カリフォルニア州)のスーザン・コールさんです。「村の女性たちと話をし、心を動かされました。ただのプロジェクトではなく、もっと直接的な結びつきができたのです」
この記事は、2009年4月号の「ロータリー・ワールド」に掲載されたものです。