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 一青年がコロンビアで見たロータリーの魔法


 
 

オートバイ事故で膝を負傷したコート・ランドさんを見舞うポパヤンのロータリアン。写真提供:ブラッド・ジェット氏 

米国、ニューハンプシャー州に住むロータリアン、シェリー・ランドさんの息子、コートさんがコロンビアでオートバイ事故に遭ったときのことです。たった1件のEメールと数回の電話で、「ロータリーの魔法」が働きました。

ハンプトン・ロータリー・クラブ会員のシェリーさんは次のように話します。「息子から電話があり、『かあさん、今病室に誰が入ってきたと思う?ロータリーのお医者さんだよ』と言うんです。数分後にお医者さまと電話で直接話したところ、息子のことはもう心配ないから大丈夫ですよ、と言ってくださったんです」

コロンビア、ポパヤンで友人とオートバイ旅行をしていたコートさんは、ほかの車を避けようとしてスリップ事故を起こし、足を骨折。サンホゼ大学病院に運ばれたものの、彼も、フランス出身の友人も、スペイン語がまったくわからず、現地の医療制度に関する知識も皆無でした。

そんな時、旅行前に母親のシェリーさんから、困ったことがあったらロータリーを頼るようにと言われたことを思い出し、すぐに病院から母親にEメールを送りました。それを読んだシェリーさんは、あちこちに電話をかけ、連絡を受けたブラッド・ジェット第7780地区ガバナー(米国)が、イリノイ州エバンストンにあるRI世界本部のクラブ・地区支援担当(汎米担当)部のアシスタントマネージャー、グレッグ・フランクさんにこの件を伝えました。フランクさんは即座に何件か電話をかけ、ついにポパヤン・ロータリー・クラブ会長であるフアン・パブロ・カストリロン・フォッシさんと連絡が取れたのです。フォッシ会長は、コートさんが必要な援助を受けられるよう取り計らうと約束してくれました。

その後間もなく、ポパヤン・クラブ会員で、英語の話せる外科医、アストリッド・ムニョス・オルドネスさんがコートさんの病院に駆けつけ、彼の治療スケジュールを手配してくれました。ポパヤンのほかの会員たちも、コートさんの元にやって来ました。アルフレド・ロペス・カンポ地区ガバナーとその娘で弁護士のマルタさんが、面倒な書類手続きを引き受けてくれただけでなく、手術に必要な前金を肩代わりしてくれました。コートさんは、カリにあるセントロ・メディコ・インバナコ病院に移送され、そこで無事に手術を受けることができました。

「自分のために人々が迅速に動いてくれたことに、心から感嘆していました」と息子の様子を語るシェリーさん。今回の経験で、コートさんはロータリアンになりたいと思うようになったそうです。

「これぞ、ロータリーの魔法ですよ」とブラッドさんは言います。「(RI本部の)グレッグ・フランクに電話をかけてから、わずか2時間足らずで、医者がコートさんの病室に到着したんですから」

脛骨をプレートとねじで固定し、順調に回復に向かっているコートさん。手術から2、3日後には歩行器で動けるようになり、現在は松葉杖を使って歩けるまでになりました。

コートさんの父親が米国務省から旅行の証明書を入手した結果、治療費は保険で賄われることになりました。すぐには保険金が支払われないため、コートさんは自分のクレジットカードを使って、現地のロータリアンが立て替えてくれた治療費を返済しました。

「息子は私からロータリーの話を年中聞かされていましたが、今回、自分自身でロータリーを体験することができました」とシェリーさん。「ロータリーは、まるで家族のような素晴らしいコミュニティーです。ロータリアンの一番良いところは、温かい心の持ち主だということ。だからこそ、みんなロータリー・クラブに所属しているんです」


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