イタリア大地震の被災者に迅速な支援の手
記事:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース: 2009年4月17日
イタリア、アッセルジでシェルターボックスのテントを組み立てるボランティアたち。4月6日、同国で数十年ぶりに発生した大地震で、数万人が家を失いました。写真提供:マイク・グリーンズレイド氏(シェルターボックス)
4月6日、イタリア中部で大地震が発生、300人近い犠牲者が出ました。そのわずか数時間後、シェルターボックスのボランティアチームが、家を失った数百世帯に、245個の救援物資セットを届けました。
約30年ぶりというこの大地震により、数万人がホームレスとなり、山間地帯にある町、ラクイラでは、少なくとも1万5千棟の建物が全半壊の被害を受けました。
地震被害による混乱の中、シェルターボックスの救援チームと地元のロータリアン、そしてイタリアの市民保護団体が一体となって、アッセルジ村の近くに5つのテント村キャンプを設置しました。
「最初の2日間は危機的な状態だった」と話すのは、フランス、イゼールにあるグルノーブル・グレシボータン・ロータリー・クラブ会長で、シェルターボックスのボランティアとして現地に赴いたジョン・ディクサさんです。「被災地に迅速な支援を手配したことで、家族が離れ離れになる事態を避けることができました。最も被害がひどかった地域を特定する作業には、イタリアのロータリアンが協力してくれました」
世界中のロータリー・クラブが支援している草の根の災害救援団体、シェルターボックスでは、テント、毛布、浄水装置、調理機器、そのほか生活するのに必要な基本的な道具や物資の詰まった箱を提供しています。この箱で、10人家族が6カ月間生活することができます。
地震後にイタリアに配給されたシェルターボックスの箱で、推定2千人以上の人々を救うことができた、とディスカさんは言います。家を失った家族のほとんどは、9月までこの簡易テントで暮らすことになります。
最も被害が大きかったのは、アルバニアとイタリアの一部を含む第2090地区です。同地区は、被災地への中期的・長期的な救済プロジェクトについて話し合うため、今後2週間以内にイタリアのほかの9地区と会合を設ける予定です。
また、最も被害の大きかった地域社会にエンジニアと建築家を派遣し、専門技術を提供する予定です。長期的には、地元ビジネスの再建を支援する計画を立案中です。
関連情報
ラクイラ(イタリア)で活動するシェルターボックスのボランティア、アンドリュー・ビスさんのBBCニュースでのインタビュー
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