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 巡礼路を歩いてポリオ撲滅を支援

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ポリオ撲滅を目指す徒歩の旅の最終地点、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に到着したウィーズナーさん。写真提供:ハンス・ウィーズナーさん

ポリオ撲滅の支援を目指して徒歩の旅に出たハンス・ウィーズナーさんは、悪天候にも孤独にも負けず、見事ゴールにたどり着きました。

カナダのロータリアン、ウィーズナーさんは、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂へ続く巡礼路の一つ、900キロメートルに及ぶ「銀の道(Via de la Plata)」を徒歩で踏破する旅に出発しました。途中、時速24キロの向かい風が吹き荒れ、気温は零度近くまで下がりました。

「途中で止めようかと思ったが、歩き続けるしか選択肢がなかった」と振り返るウィーズナーさん。「辺りを見渡しても本当に何もないんです。やり遂げようという気力を保てたのは、第5360地区(カナダ)のクラブのロータリアン全員が支えてくれたおかげです」

カナダ、アルバータ州のレッド・ディア・イースト・ロータリー・クラブ会員であるウィーズナーさんは、11月、ポリオ撲滅を目指す35日間にわたる徒歩の旅を終え、ポリオ・プラスを支援するための「ロータリーの2億ドルのチャレンジ」に54,000カナダドル(約43,700米ドル)を集めました。旅の前、彼は地区内のおよそ半数のクラブを訪れたり、残りのクラブにEメールを送るなどして、寄付を募りました。 

化学エンジニアの仕事を引退した直後の2007年にも、サンティアゴ巡礼路を歩いたウィーズナーさん。今回の旅は、この経験をヒントに思いついたと言います。前回の旅は、自分への挑戦であり、精神的な理由によるものでした。

その後、ロータリー・クラブに入会した彼は、もう一度徒歩の旅に出ることを思い立ちました。結婚式で介添人を務めてくれた親友が、子供のころにポリオに感染し、虚弱な体となったことも動機のひとつでした。

「彼(友人)は1944年生まれ、私は1945年生まれです。私たちが育った時代には、大勢がポリオにかかっていました」とウィーズナーさんは振り返ります。「私はただ運がよかっただけです。この旅をポリオ・プラスのための資金集めに捧げるのが、当然のように思われました」

人気の少ない巡礼路

10月6日、ウィーズナーさんはスペインのセビリアを出発しました。今回の旅は、利用者の最も少ない最長の巡礼路、銀の道(Via de la Plata)を選びました。銀の道を使う人は、全体の5パーセントに満たず、ほとんどの人は、ピレネー山脈とスペイン国境の間を通過する巡礼路(Camino Francés)を利用します。

ほかのハイカーとの出会いが少なかったことは、前回の旅との大きな違いでした。

「ある晩、ホステルに泊まったときには、宿泊客は自分一人だった」とウィーズナーさんは話します。「今回は、孤独との闘いも大きな挑戦。人々との交わりは、大切な要素ですから」 

さらに、この旅ではひどい悪天候にも見舞われました。6割地点に着いたころ、山道で雪が降り出しました。4日連続で気温は零度近くまで下がり、強い向かい風にも耐えなければなりませんでした。

「ガイドブックに“巡礼路で最も険しい上り坂”と書いてありましたが、まさかこれほど大変とは思わなかった」と、道中にも更新し続けたブログの中で、その旅の様子をつづっています。「オウレンセを出発してから7キロほど歩いた地点。勾配20度の山道を1キロ歩き、さらに勾配12度の坂道が500メートルも続きます。通常、こういう山道を登った後には美しい眺望で報われるものですが、あそこでは霧以外、まったく何にも見えませんでした」

しかし、この経験から得たものは大きいと考えるウィーズナーさん。「相当な額の小銭」と、募金した額にも満足しており、早くも、フランスとスペインを歩く新たな旅を計画しています。

巡礼路の旅の詳細と写真は、ウィーズナーさんのブログ(www.haloranch.ca)をご覧ください。


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