新記録を目指し、いざ航海の旅へ
記事:Donna Polydoros
国際ロータリー・ニュース:2009年4月6日
約4.5メートルのヨット、「Freethinker」号に乗るホルトさん。このヨットで英国の周りを一周しました。写真提供:Geoff Holt
四肢麻痺の障害者として初めて、ヨットで英国の周りを一周した名誉ロータリアン、ジェフ・ホルトさんは、既に次の冒険旅行を計画しています。それは、単独で大西洋をヨットで横断することです。
「これまでの挑戦で多くの障害者に勇気を与えることができ、嬉しく思う」とホルトさん。元々ヨット好きだった彼は、18歳のときにダイビングの事故で麻痺障害を負ってからも、大半の時間をヨットの中で過ごしてきました。「ヨットは、障害者も健常者と同じレベルで競い合える、ユニークなスポーツなんです」
麻痺をもたらした事故からちょうど23年後の2007年9月5日、ホルトさんは、英国の周り、約2300キロメートルを、109日間かけて帆走しました。
2008年、航海での逸話を交えた彼の自伝、「Walking on Water」を執筆し、その中で、旅の資金を援助してくれた英国の45のロータリー・クラブについて紹介しました。ほぼどの港でも、ロータリー・クラブがボランティアでさまざまな支援や手配をしれくれたそうです。
「到着すると、ロータリアンが待っていて、いろいろと手伝ってくれました。祖父のように年配の方々を想像していたのですが、若々しい方ばかりでした」とホルトさんは言います。「ロータリアンはとても親切で、しかも地元のビジネスの人脈が広いので、必要なものをすぐに調達してくれました」
英国、ハンプシャーのハンブル・バレー・ロータリー・クラブは、2008年、ホルトさんにポール・ハリス・フェローの称号を授与しました。同クラブの名誉会員である彼は、自分の人生や旅について、また夢を目指して障害による壁を乗り越えたことについて、各地のクラブで頻繁に講演を行っています。
12月には、四肢麻痺の障害者として初めて、単独での大西洋横断に出発する予定です。この航海では、ボタンで操作できる特殊な設備を備えたカタマラン・ヨットに乗ります。帆走はすべて自分ひとりで行いますが、シャワーや車椅子の出し入れといった身の回りの世話をするアシスタントが一人同行する予定です。
「とてもわくわくしています」と言うホルトさん。「まだスポンサーは見つかっていませんが、スポンサーがなくたって、絶対にやります」
ホルトさんは、今回の航海を、癌を患う子供たちにヨットでの航海を体験させているEllen MacArthur Trustへの支援に捧げる予定です。