犬ぞりでポリオ撲滅のメッセージを運ぶ
記事:Arnold R. Grahl
国際ロータリー・ニュース:2009年4月3日
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極寒の地、米国アラスカで行われた毎年恒例の犬ぞりレースで、何百万人もの観客が、「End Polio Now」のマークを目にしました。
3月7~24日に実施されたこの犬ぞりレースは、1925年、ジフテリアの血清を一刻も早くノームという小さな町に届けるために犬ぞりが使われたことを記念して始められたものです。 第5010地区 (カナダ・ロシア・米国の一部)が犬ぞりレース大会運営委員会と交渉し、今年のレースで、ロータリーのポリオ撲滅活動の推進が行われることになりました。
マッシャー(犬ぞり使い)全員が「End Polio Now」のマークが刺繍された胸あてを着用したのに加え、27,500ドルの広報補助金を受領した第5010地区が、大会で4回優勝した経験のあるマーティン・ビューザーさんのスポンサーとなりました。マルチプル・ポール・ハリス・フェローで、ワシラ・サンライズ・ロータリー・クラブの名誉会員でもあるビューザーさんは、ロータリーと協力して、テレビとインターネットで流された2つの公共奉仕広告に出演しました。
今年のレースで18位となったビューザーさんは、自分のユニフォームとレース用具に「End Polio Now」のマークを目立つように付けました。また、ポリオ撲滅を象徴する空のポリオワクチンの容器3つをそりの上に乗せて走りました。ビューザーさんは、今後も年間を通じて、ほかの行事でもポリオ撲滅について訴えかけていく予定です。
「そりやレース用具につけられた『End Polio Now』のマークは、まるでスポンサー商標のごとく、ほかの何よりも目だっていましたよ」とビューザーさん。「何マイルにもわたって雪が吹き付ける中、赤と白のマークの付いたそりが突き抜けていき、多くの人々の心にポリオ撲滅のメッセージを焼き付けました」
「レースを通じてポリオ撲滅を推進するというアイデアは、自然に受け入れられました」とビューザーさんは話します。「もともと犬ぞりレースは、人命救助がきっかけで始まりましたが、ポリオ撲滅活動も人々の命を救うレースなんです」
アラスカ特有の行事
犬ぞりレースの興奮にあやかり、アラスカのクラブは、ロータリーの2億ドルのチャレンジへの募金活動も実施しました。アンカレッジ・イースト・ロータリー・クラブは、アンカレッジのバー、「Chilkoot Charlie's」で行ったレース前のオークションで、15,000ドルを集めました。アンカレッジ・インターナショナル・ロータリー・クラブは、ウィローという街の近くで夕食会を開きました。犬ぞりレースは、アンカレッジでの式典の後に、ウィローでスタートしました。夕食会で集められた寄付は、ポリオ撲滅に充てられます。
「犬ぞりレースは、アラスカ特有の行事ですから、私たちはとても興奮しました」と話すのは、アンカレッジ・インターナショナル・ロータリー・クラブのトリグヴェ・エリクソン元会長です。エリクソン氏は、婚約者のキンバリー・オメーラ元クラブ会長とともに夕食会を企画しました。「このような国際的なスポーツ行事で、ポリオ撲滅のメッセージが伝えられて非常に感激しました」
ロータリー青少年交換学生とローターアクターは、ポリオ撲滅のためにレース前後に小銭の募金活動を行い、ポリオ撲滅に関する資料を配りました。ノーム・ロータリー・クラブは、レース後に募金活動を行いました。
第5010地区のロータリー財団委員会委員長を務めるアラナ・バーグ元地区ガバナーは、犬ぞりレース大会でポリオ撲滅を推進することを思いついた理由を次のように説明します。「ポリオが現在も存在していること、そして子供たちに予防接種を行っていくことの必要性を人々に伝えたかったのです。ポリオ撲滅に人々の注目を集めることが目的でした」
レース開催中は、何百万もの人々が、犬ぞりレース大会運営委員会のウェブサイト(www.iditarod.com )を訪れていると、バーグ元地区ガバナーは話します。同サイトには、ロータリーのポリオ撲滅活動に関する情報へのリンクが付いています。
ワシラ・ロータリー・クラブの会員で、犬ぞりレース大会のスポークスマンを務めるチャス・セント・ジョージさんによると、2週間に及ぶレースを取材するために世界中から500人以上のメディア関係者がアラスカに集まってきたそうです。
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