Rotary.org: ニュース - ロータリーの学友祝賀行事で世界の問題を話し合う

 ロータリーの学友祝賀行事で世界の問題を話し合う

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「High Noon: 20 Global Problems, 20 Years to Solve Them」の著者で、ロータリー学友祝賀行事にて基調講演を行うジャン・フランソワ・リシャール氏。写真提供:ジャン・フランソワ・リシャール氏

古典的な西部劇映画、「真昼の決闘」(原題“High Noon")の中で、ゲーリー・クーパーは、緊張に満ちた西部の町で、迫りくる悪党たちとの対決に挑む。「High Noon: 20 Global Problems, 20 Years to Solve Them 」の著者、ジャン・フランソワ・リシャール氏にとって、現在私たちが直面するグローバルな課題の緊急性を伝えるのに、この映画ほどぴったりのたとえはありません。

「世界で最も優秀な人々を発掘し、グローバルな問題解決の担い手となるよう支援していかなければならない」と述べるリシャール氏は、英国バーミンガムで6月20日に開かれる「ロータリー学友祝賀行事」の基調講演者です。

1974-75年に国際親善奨学生としてハーバード大学大学院経営学科に学んだリシャール氏には、一つの目標がありました。それは、世界銀行で役職に就くことでした。「これより良い地位は考えつきませんでした。これほど世界の中心で(150カ国の人々の生活水準の向上に)影響をもたらすことのできる役職はないでしょう」と彼は説明します。

ルクセンブルグ出身で、フランスのエクス・マルセイユ大学で教鞭を執っていたリシャール氏は、既に法律と経済学の学位も取得していました。しかし、当時の世界銀行総裁で、飢餓の軽減へと世界銀行の方針を転換させたロバート・マクナマラ氏の影響を受けた彼は、エクサン・プロバンス・ロータリー・クラブの支援の下、MBA(経済学修士号)を取得するためにハーバード大学に留学しました。

その後、パリの世界銀行で30年に及ぶことになるキャリアをスタートし、欧州担当の副総裁にまで上り詰めたリシャール氏は、さまざまな団体と新たなパートナーシップを築き、同銀行の最大の資金支援者たちとともに次々と推進計画を立ち上げました。多くの専門的学問を修め、豊富な国際経験を積んだことが、「High Noon」の執筆を思い立つきっかけとなったと言います。誰にでも読みやすくまとめられたこの本は、現在15カ国語に翻訳されています。

この本の中で、リシャール氏は、一国の政府や国際的組織が単独では解決できないと彼が考える極めて重要なグローバル問題20項目について考察しています。彼はこの問題を、(1)地球温暖化や水不足といった地球の資源に関係する問題、(2)疾病や貧困の軽減といった人道的問題、(3)売買や労働といった規制問題の3種類に分けて考えています。2002年に同書が出版された後も、「これらの問題はすべて悪化の一途をたどっている」とリシャール氏は述べます。

こうした問題を解決するため、政府や非政府団体、企業のエキスパートから成るグローバル問題ネットワークが特定の問題に協力して取り組む、というモデルをリシャール氏は提案しています。これらのネットワークがどのようなものか、また、どのように運営されるのかは、ロータリー学友祝賀行事で話し合われます。リシャール氏との円卓討論会および質疑応答セッションに積極的に参加するために、出席者は事前に「High Noon」を一読しておくよう奨励されています。この祝賀行事に登録した元国際親善奨学生および元研究グループ交換チーム・メンバーの学友、先着50名に、この本を無料で進呈します。

世界市民としての意識を備えたロータリーの国際親善奨学生は、グローバルな問題に取り組むことのできるユニークな立場にある、とリシャール氏は指摘しています。「専門分野を問わず、国際親善奨学生は、ロータリーを通じてグローバルなレベルのスキルを身につける機会を得たわけですから、まずは自分がグローバルな問題解決の担い手であることを自覚しなくてはなりません。グローバルな問題解決の担い手が、世界には不足しているのです」

ぐずぐずしている時間はないが、私たちの直面する問題は決して克服できないものではない、とリシャール氏は強調します。「真昼の決闘」でゲーリー・クーパーが悪党に勝利したように、私たちもきっと、勝利を迎えられるのではないでしょうか。

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