ナイジェリア訪問中のビル・ゲイツ氏が世界ポリオ撲滅活動を後押し
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2009年2月12日
ナイジェリアのアブジャで、ナイジェリア・ポリオ・プラス委員会のオルブスイ・オナボル委員長(左から2番目)をはじめ、ナイジェリア国内外の保健当局代表者と会合したビル・ゲイツ氏。写真提供:ナイジェリア・ポリオ・プラス委員会
ゲイツ財団共同理事長であるビル・ゲイツ氏は、先頃、ナイジェリアを訪問した際に、ナイジェリア政府が州政府と連邦政府の資金を投入すれば「同国でポリオを撲滅することは可能」である、と話しました。
ゲイツ氏は、ナイジェリアでの予防接種活動とポリオ撲滅への取り組みを知るため、同国を訪れました。
「(ナイジェリアでは)以前よりも積極的な取り組みが行われています。しかし、今必要とされているのは、財政的な支援と、予防接種を受けていない子供たちを探し出すチーム、そして子供たちを予防接種に連れていこうとする親たちの協力的な姿勢です」と、アブジャで開かれた州知事との会合後の記者会見でゲイツ氏は述べました。
ゲイツ氏は、ナイジェリアで1月31日から2月3日まで実施された「予防接種プラス・デー」に参加し、ソコト州の保健センターで一人の子供に経口ポリオワクチンを投与しました。また、予防接種担当チームの活動も見学しました。
2月2日、同氏は、ナイジェリアのポリオ撲滅活動を技術面と資金面で支援している国際ロータリー、世界保健機関、ユニセフ 、米国疾病対策センター、米国国際開発庁(USAID)、 世界銀行、その他ナイジェリアの保健当局の代表者らと会合しました。
「ゲイツ氏は、ロータリーの価値観を称え、私たちの使命を力強く代弁してくれました」と話すのは、ナイジェリア・ポリオ・プラス委員会のオルブスイ・オナボル委員長です。「ロータリーの黄色の帽子をゲイツ氏に渡し、感謝の言葉を直接伝えられたことは、私にとってこの上ない栄誉でした。彼は、渡した帽子をすぐにかぶってくれました」
ゲイツ氏は、米国カリフォルニア州のサンディエゴで開かれた2009年国際協議会でも、ロータリーの帽子をかぶっていました。同氏の直筆サイン入りのこの帽子は現在、 eベイ(eBay)のオークションに出品されています(2月12日まで)。 その収益は、ポリオ撲滅に向けたロータリーの2億ドルのチャレンジの支援に充てられます。
第1種ポリオの発生の中心部であるナイジェリア北部で、ゲイツ氏は、長老、宗教的指導者、 母親、助産師、イスラム教婦人会の代表者らと、予防接種活動での彼らの経験とポリオ撲滅に対する考えについて話し合いました。
ポリオ撲滅に対する意気込みが世界中で強くなっている中、世界ポリオ撲滅推進計画の成功は、ほかの公共保健推進活動の活力ともなるだろう、とゲイツ氏は述べます。
「マラリア、呼吸器系疾患、下痢性疾患、髄膜炎との闘いにおいても、(ポリオ撲滅と)同様の成果を収めていく必要があります」とゲイツ氏。「ポリオ撲滅における予防接種活動の方法、メッセージ、質の高い取り組みは、ほかの疾病への取り組みの見本となっていくでしょう」
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