マダガスカルの衛生設備を改善
記事:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース:2009年2月4日
新しい汚水処理タンクと水ろ過装置に関する書類に署名するマダガスカルのタマタベ・ロータリー・クラブの会員。写真提供:Charles Welch
衛生設備を改善し、水系感染症から人々を守るために、フランスのヴァル・ド・マルヌのパリ・エスト・ロータリー・クラブとマダガスカルのタマタベ・ロータリー・クラブが手を組みました。両クラブが目指しているのは、タマタベの最も貧しい地域であるマンガリーヴチャとマララーノの家庭に900以上の汚水処理タンクと水ろ過装置を提供することです。
このプロジェクトは、ロータリー財団からの4万2千ドルのマッチング・グラントを含む総額10万米ドルの寄付により実現したものです。フランスと米国のクラブと地区からも寄付が寄せられました。
同プロジェクトのコーディネーターで、パリ・エスト・ロータリー・クラブ会員のシャルル・ド・タルーエさんは、新しい設備によって、これまで清潔なトイレがなかったためにコレラなどの水系感染症の脅威にさらされていた7千人以上の人々に恩恵がもたらされると話します。
「清潔な水はロータリーが焦点を当てる分野の一つですが、このようなプロジェクトによって、私たちは目標の達成にさらに一歩近づくことができます」と話すド・タルーエさんは、マダガスカルに数年間住んだ経験があり、地元のロータリアンたちとも親しい関係を保っています。
マダガスカルに15年間住んでいた米国ノースカロライナ州のチャペルヒル・カルボロ・サンライズ・ロータリー・クラブのチャールズ・ウェルチさんは、タマタベ・ロータリー・クラブの元会員です。ウェルチさんは、自分の元クラブが、衛生プロジェクトを計画していることを知り、このプロジェクトを支援するよう現所属クラブに求めました。チャペルヒル・カルボロ・サンライズ・ロータリー・クラブは、このプロジェクトのために2千ドルを集めました。ウェルチさんは、プロジェクトの進捗状況についてタルーエさんと頻繁に連絡を取っています。
「タマタベの極貧地域では、衛生設備が切実に必要とされています」とウェルチさんは話します。「公共トイレにしても、家庭のトイレにしても、それはひどい状態です。ほとんどの場合、ただ汚い穴が掘られているだけです。このような状況にロータリーが対応することで、非常に大きな影響がもたらされるでしょう」
パリ・エスト・ロータリー・クラブとタマタベ・ロータリー・クラブの両クラブは、マダガスカルで教育・社会・経済面の発展を支援する非営利団体、フルール・ド・サン・ガブリエルとも協力しています。同団体は、これまでに汚水処理タンクや2,500のろ過装置をタマタベに設置しています。
同団体の職員が、設備の利用者を選び、その使い方や管理方法を指導します。また、同プロジェクトに対して地元の人々が当事者としての意識を持つよう、各家庭がタンクと水ろ過装置に6ドルずつ支払い、さらに装置の製造、移動、設置を手伝っています。
汚水処理タンクと水ろ過装置を設置するには、約18カ月かかります。この間、タマタベ・ロータリー・クラブが、活動状況を監視し、協力団体との連絡を図ります。
昨年5月、マダガスカルならびにその近隣諸国6カ国と周辺地域にまたがる第9220地区の地区大会が開かれ、350人のロータリアンがタマタベに集まり、プロジェクトの開始を祝いました。
「ロータリーのおかげで、タマタベに住む家族はより良い生活を送れるようになるでしょう」とド・タルーエさんは話します。