変化を促進する未来の夢計画
記事:Arnold R. Grahl
国際ロータリー・ニュース:2009年1月21日
未来の夢計画は財団を新たな高みへと昇華させる、と次期地区ガバナーに向けて語るロン・バートン財団管理副委員長。写真:Rotary Images/Monika Lozinska-Lee
「未来の夢計画は、ロータリーとその財団を新たな高みへと昇華させる促進剤になる」 米国カリフォルニア州サンディエゴで開催中の国際協議会で、火曜日、ロン・バートン管理委員会副委員長は、次期地区ガバナーに向けてこう語りました。
未来の夢計画は、手続きの簡素化と合理化をもたらすとともに、財団の活動が自分たちのものであるという地元レベルの自覚を育むものです。こうした劇的な変化が不安を呼び起こす可能性があることを示唆しながらも、バートン氏は、計画の利点がいずれはそういった不安を解消してくれると信じています。
「財団創設以来、ロータリー財団のプログラムに大きな変更が加えられたことはありません」とバートン副管理委員長。「プログラムが最初に開始されて以来、世界は大きく変わったにもかかわらず、です。世界には、子供たちをはじめ、貧しい人々や飢えた人々、そして限られたリソースや機会しかない恵まれない人々がいます。もっとも深刻なニーズを抱えるこういった人々に答えるには、財団が今日的な意味を持ち続けなければなりません」
2017年にロータリー財団が設立100周年記念を迎えることを踏まえ、管理委員会は、財団が奉仕の第二世紀に実行するための計画を立案しています。2010年7月1日に始まる未来の夢計画試験(パイロット)段階は、新しい補助金構成を3年期間にわたってテストします。この補助金構成の下、手続きは、新地区補助金とグローバル補助金の2種類に簡素化されます。
国際協議会の後、地区ガバナー・エレクトにはこの試験段階への参加を申請する機会が与えられます。試験段階への参加申請は、ウェブサイトの会員アクセスを通じて行うことができます。
「試験段階は未来の夢計画の方策と仮定を検証するための、極めて重要なステップ」と話すバートン氏は、次のように続けます。「本計画が良いものであることは確かですが、試験段階への参加を承諾した地区が実際に試し、評価しなければならない課題や未知の要素があることも、私たちは認識しています」
計画のいくつかの側面は今後調整が必要になる、と認めた上で、バートン氏は語ります。「しかし、確かなのは、私たちが変化を必要としているということであり、未来の夢計画が財団を正しい方向へと導くものであると私は認識しています」
未来の夢計画についての地区ガバナー・エレクトの反応は、賛否両論です。第5080地区(カナダ、ブリティッシュコロンビア州の一部、米国アイダホ州とワシントン州の一部)のガバナー、アーラン・ゲイドケン氏は、補助金プロジェクトを通じて既に築いた他地区との協力関係を失いたくないため、地区は試験段階への参加を申請しないだろう、と述べました。
「(今まで協力してきた)他地区すべてが試験段階に参加するのは、難しいでしょう」とゲイドケン地区ガバナー。(試験(パイロット)地区と試験地区以外の地区が協力する方法については、こちらからお読みください)
第1130地区(英国)ガバナーのマーティン・グッド氏は、地区は試験段階への参加を申請する予定だが、もっと詳細について知る必要がある、と言います。また、計画が最終的な形になるまでに、大幅な変更が加えられる可能性についても懸念しています。
「私たちの使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。未来の夢計画の趣旨は、まさにこれに尽きます」と副管理委員長は言います。
「財団をより良くしようという皆さんならびに世界中のロータリアンの努力のおかげで、これが可能となるのです」