シドニーのロータリアン、ムンバイでのテロの犠牲に
記事:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース:2008年12月3日
インド、ムンバイで起きた同時多発テロの犠牲者の一人となったシドニーのロータリアン、ダグ・マーケル氏(写真提供:シドニー・ロータリー・クラブ)。
ダグ・マーケルさん(享年71歳)の突然の悲報に、オーストラリア、シドニーのロータリアンは深い悲しみに包まれています。マーケルさんは、11月26日にインドのムンバイで170人以上の死者を出した同時多発テロの犠牲となったのです。
ニューサウスウェールズ州、シドニー・ロータリー・クラブの会員であったマーケルさんは妻のアリソンさんと一緒にインドを旅行中、宿泊先のタージマハール・ホテルでテロリストの攻撃に巻き込まれました。マーケルさんは、ホテルから逃げようとした際に銃弾に倒れ、一緒にいたアリソンさんも銃撃で負傷しました。ムンバイのオーストラリア大使館の情報によると、アリソンさんは回復の途にあるとのことです。
12月2日に例会を開いたシドニー・クラブでは、会員たちが悲しみに打ちひしがれる中、パトリシア・ハリソン会長が、ロータリアンからの弔辞と遺族からの手紙を読み上げました。
「ダグのような素晴らしい人があんなに残酷な方法で命を奪われたことに大変ショックを受け、やりきれない気持ちです」と話すハリソン会長。「ダグは心優しく、寛大で、いつも笑顔の絶えない人でした。大変惜しい人を亡くしました」
1983年にロータリーに入会したマーケルさんは、ザイオンズ・システムズという事務用品を扱う会社のオーナー兼最高経営者でした。外国為替の引受業者として、また実業家としても成功を収めたマーケルさんは、退職を間近に控えていました。
積極的な地域活動家で、1991年から1995年まで、シドニーの東にある郊外ウーララの評議員を務めたこともあり、そのうちの1年間は副市長としても活躍しました。
常に人々を助けようと活動を続けていたマーケルさんのことを皆、忘れないでしょう、とハリソン会長は言います。
「ダグは『超我の奉仕』そのものでした。彼のような人物はなかなかいません」
シドニー・クラブでは、マーケルさんを称えるプロジェクトを立ち上げる計画です。
哀悼の意を表するたくさんのEメールが、世界中のロータリアンからクラブに寄せられています。
「私が会長だったとき、会員と効果的に協力できるよう陰で支えてくれたのが、ダグでした」と元クラブ会長、クリス・ジョセリンさんは、クラブに寄せたEメールの中で述べています。「彼は、縁の下の力持ちとなって、地域の奉仕プロジェクトが成功するよう献身的に働くロータリアンでした。仲間から褒め称えられることを望むわけでもなく、ひたすら、時間とお金を、必要なところに惜しみなく注ぎ込むような人でした」
ニューデリーの元ガバナー、マンジット・ソーニーさんは、マーケルさんが「真のロータリアンの鑑だった」と言います。
ソーニーさんもクラブ宛てに次のようなEメールを送りました。「最愛の人を亡くされたご遺族に、深くお悔やみを申し上げます。第3010地区、デリー・サウス・メトロポリタン・ロータリー・クラブを代表して、心よりご冥福をお祈り申し上げます」