ロサンゼルス大会で、ポリオ撲滅に向けて足並みを揃える
記事:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース:2008年6月19日
2008年RIロサンゼルス国際大会の閉会本会議で講演する李東建RI会長エレクト。李会長エレクトは、2009年6月21~24日に英国バーミンガムで開かれる次年度のRI国際大会の議長を務めます。
Rotary Images/Monika Lee
6月18日に閉会した2008年RIロサンゼルス国際大会では、ポリオ撲滅と保健の改善、そして識字率向上におけるロータリーの目標の実現の見通しがさらに高まりました。
世界各地から集まった1万9千人以上のロータリアンが親睦を深め、ロータリーの歴史を祝い、未来に目を向ける一方、ギネス世界新記録も達成されました。
6月15日(日)に開幕した国際大会では、 ロータリーの1億ドルのチャレンジ の開始が正式に宣言されました。このチャンレジは、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団からの1億ドルの補助金を受けて、今後3年間にロータリーが同額を募金するものです。このチャレンジに呼応して、世界保健機関とカナダ政府からも強力な後押しを受けました。
6月17日、世界保健機関のマーガレット・チャン事務局長は、「ポリオの撲滅をWHOの最優先活動とします。非常事態とは言わないまでも、最も緊急を要する問題として」と発表し、ポリオ撲滅が実現可能であると信じるロータリーの固い決意と意欲を称えました( ビデオはここをクリック )。
6月18日、ウィルフリッド J. ウィルキンソンRI会長は、ポリオ撲滅のため、カナダ政府から6千万米ドルの寄付誓約を受けたことを発表しました。
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団グローバル・ヘルス・プログラムの最高責任者を務める 山田忠孝博士は6月16日の基調講演 で、ポリオ撲滅活動の手を緩めてはならないとロータリアンに訴えました。
「ポリオに打ち勝つことができれば、達成できない目標や、乗り越えられない病気などありません」と山田博士。 「これは、負けることが許されない闘いなのです」
提唱団体AIDS-Free World共同責任者のスティーブン・ルイス氏は、6月18日に行われた第4回本会議で、HIV・エイズの悲惨な状況を語り、行動を起こすようロータリアンに呼びかけました。
第4回本会議では、識字にも焦点が当てられ、カントリー音楽歌手であり、「Imagination Library」プログラム創設者のドリー・パートンさんからのビデオ・メッセージが届けられたほか、オンタリオ州首相ダルトン・マッギンディー氏による講演もありました。
1週間を通じて行われた国際的な識字プロジェクト「ロータリーのワイド・ワールド・ブック」もまた、識字問題への関心を高めることとなりました。このプロジェクトではロータリアンが本を寄贈し、カリフォルニア州南部とネバダ州南部の公立小学校の生徒たちのために、242,624冊の本が集められました。その結果、7日間で最も多くの本を集めたプロジェクトとして、ギネス世界新記録を達成することもできました( ビデオはここをクリック )。
ロサンゼルス・コンベンション・センター内に設けられた友愛の家は、ロータリー親睦グループ、ロータリアン行動グループ、クラブや地区のプロジェクトの集う場となりました。そして会場の外、ハリウッド・ボウルでは南カリフォルニアの美しい夏の日差しが注ぐ中、余興行事、星空の下のコンサートが行われました。
2008年RI国際大会で閉会の挨拶をした李東建RI会長エレクトは、世界の子供の死亡率を減らすために行動を起こすようロータリアンに呼びかけました。肺炎、はしか、マラリアといった予防可能な病気で毎日2万6千人以上の子供たちが亡くなっていると言います。
地域社会にきれいな水を提供し、子供たちに基本的な薬や予防接種を与えることで変化をもたらすことができるのはロータリアンである、と会長エレクト。
「2008-09年度、どうか世界中の子供たちの『夢をかたちに』していただけるようお願いいたします。これが私のテーマであり、皆さんへの挑戦です。将来への希望とチャンスを子供たちに与えることによって、彼らの『夢をかたちに』していくのです」
李会長エレクト講演の全文を読む (英語のみ)