インドの人々に健康な視力を
国際ロータリー・ニュース:2008年5月12日
インド、タミルナードゥ州のコインバトール・セントラル・ロータリー・クラブは、何千人ものインド人の失明を防ぐために数々のプロジェクトを支援してきました。写真提供:Rotary News/Rotary Samachar
インド、タミルナードゥ州のコインバトール・セントラル・ロータリー・クラブは、20年近くにわたり、インド全国で予防可能な失明を防ぐための国際的な活動の中心的存在となってきました。
インド盲人福祉協会(Blind Foundation for India)によると、インドでのおよそ1,500万件の失明のケースのうち約80パーセントは、治癒可能または予防可能なものであるとしています。白内障、角膜疾患、糖尿病性網膜症は、そのような疾患の数例です。
このような状況を懸念したコインバトール・セントラル・ロータリー・クラブは、サンカラ眼科協会(Sankara Eye Foundation)と1990年に提携しました。同協会は、予防可能な失明を防ぐために活動しており、インド全国に複数の施設を持っています。コインバトール・セントラル・ロータリー・クラブは、ロータリー財団から167,000米ドルの保健、飢餓追放および人間性尊重(3-H)補助金を受け、インドと米国の地区の力を借りて、185万人の人々に対し援助を行い、5年以上にわたりコインバトールのサンカラ眼科センターで行われた1万件近くの眼科手術に資金を提供してきました。
それ以来、コインバトール・セントラル・ロータリー・クラブの活動はますます活発になり、ほかにも6件のマッチング・グラント・プロジェクトを主導しました。それらのプロジェクトの中には、インドと米国の6地区が参加し、国際的な慈善団体と手を組んで2007年に実施されたプロジェクトがあります。このプロジェクトは、最先端技術を用いた移動式機器を使って農村地域の40歳以上の人々に糖尿病性網膜症の検診を行うプログラムに支援を提供しました。この「視力の贈り物プログラム(Gift of Vision outreach program)」は、5,613回にわたり検診活動を行い、5つの州で3,200万人の人々を援助し、362,000件の眼科手術を無料で提供しました。
また、海外の複数のクラブが、財団から資金の提供を受けていない地区レベルの奉仕プロジェクトを通じて、コインバトール・セントラル・ロータリー・クラブと協力しました。その一例であるドイツのブレーメン・ハンサ・ロータリー・クラブとの活動は、約1,500件の眼科治療手術に資金を提供する多地区合同プロジェクトへと発展しました。サンカラ眼科センターの活動について耳にしたオランダのローターアクターは、手術室にかかる費用のために23,000米ドルを集めました。
この記事は、バングラデシュ、インド、ネパール、スリランカの地区で発行されている公式地域雑誌、「Rotary News/Rotary Samachar」の2008年2月号から提供されたものです。記事執筆:バーシャ・マーヒジャー