世界規模で継続可能な識字 プロジェクトを進めるロータリー・クラブ
米国メリーランド州アナポリスの「国際親善のための本」プログラムの倉庫でケニア向けの図書を点検するロータリアン、スティーブ・フランチックさんと「Book Aid for Africa」ディレクターのモルガン・ムタミアさん。
1995年、米国メリーランド州のパロール・ロータリー・クラブ(アナポリス)は、南アフリカで識字率向上を推進するため、南アフリカからのロータリー財団国際親善奨学生に本を提供しました。その後12年間で、同クラブは、寄贈図書一箱だったこのプロジェクトを、教育用・娯楽用図書を必要とする人々に250万冊近くの古本を届ける大規模な識字プロジェクト「Books for International Goodwill (国際親善のための本)」へと発展させました。
毎週、プロジェクトには約2,000冊が寄贈されます。発送されるほぼすべての図書一箱に約20,000〜25,000冊)が、アフリカ、東ヨーロッパ、東南アジアを中心とした世界各地のロータリー・クラブに送られます。クラブは受け取った本を学校や図書館に配布します。
パロール・ロータリー・クラブ(アナポリス)の会員で同プログラムのディレクターを務めるスティーブ・フランチックさんは、チェコ共和国、ケニア、マラウイで図書の配布状況を監督しました。こうした図書はあらゆるレベルの学生に、新たな教育の機会をもたらす「可能性へと扉を開く効果」があると信じています。
こうしたプロジェクトが広く行き渡り、幸運をつかむ手段を必要とする学生たちに本が届くのを見るのは大変素晴らしい体験です」とフランチックさんは話します。
国際自然のための本」プロジェクトはまた、中東に駐留する米国兵に書籍を提供する「Books for Soldiers (兵士のための本)」とも活動を共にしています。
アナポリスで50を超えるロータリー以外のボランティア団体の協力を得て、同プログラムは運営費を低く抑えながらも、高い生産性を保っています。毎月、第2、第4土曜日に、少なくとも36名のボランティアが7,000平方フィート(630平方メートル)の倉庫に集まり、4時間にわたって奮闘しながら何千冊もの本を分類し、ロータリーの徽章を貼り、箱詰めした後、配送用のトラックに載せます。
ボランティア活動を拡大し、成功させるには、直に手を触れる要素がなくてはなりません」とフランチックさんは語ります。私たちが12年間も成功し、そしてこれからも末永く成功を維持できる秘訣はそこにあるのです」