職業訓練プロジェクトが ブラジルの子供たちに明るい未来を
Rotary International News - 8 October 2007
ブラジル、リオデジャネイロにあるプラカ・マウア。問題を抱えたこの地域のど真ん中にロータリー・クラブによってつくられたオアシスが、10代の青少年らに明るい将来への足がかりを提供しています。
パドレ・フランシスコ・ダ・モッタ・スクールとロータリー・クラブが協同で実施しているプログラムの一環として、生徒たちはパンづくりを学んでいます。このプログラムの趣旨は、通学するかたわら将来に備えて手に職をつけさせようというものです。
リオデジャネイロの3クラブ(フラメンゴ、パラナプア、ラモス)がドイツのケルン・アム・ライン・クラブとインドのアンドラプラデシ・クラブと協力し、33,000米ドルのマッチング・グラントを得るため、クラブ資金と地区財団活動資金を集めました。この資金で、ロータリアンはオーブン、混練機、ミキサーなど新しい産業用設備を購入し、学校のすぐそばにあるスペースに備え付けました。
地元のロータリアンたちは、ドイツをはじめとする諸外国のクラブと何十年にもわたり協同で活動してきた歴史を持ち、失業や麻薬の常習、売春などの跋扈(ばっこ)する地元地域の青少年を救おうと、17のマッチング・グラント・プロジェクトを実施してきました。パドレ・フランシスコ・ダ・モッタ・スクールとその隣のソンジャ・キル高校のプロジェクトでは、栄養のバランスを考えた給食に加えて、職業訓練やグラフィックアートの授業も行っています。
今日、心あるロータリアンのおかげで、5,000人以上の子供たちが路上生活に終止符を打ち、将来を考えることのできる安全な環境の中にいます」と、ここで自らも長年ボランティアを務めている第4570地区のアデリア・ヴィラス・パストガバナーは語ります。
5月に、生徒たちが初めて焼き上げたのはフレンチロールでした。
すごく嬉しい」と言うのは、16歳のナヤラ・アラウホ・デ・オリベイラさん。「パンがこんなにおいしく焼けるなんて思ってもみなかった。この授業が今、一番好き。だって、働いた結果をすぐに見ることができるから」
ヴィラス・パストガバナーは、ソンジャ・キル高校の生徒たちが初めて焼いたパンをパドレ・フランシスコ・ダ・モッタ・スクールの幼稚園児と分かち合ったことに言及し、「この学校ではあふれる愛と優しさが感じられます。他校との違いがはっきりとわかるはずです」と語っています。