Rotary.org: グローバル・アウトルック - メキシコとマラウイの地域社会に安全な水をもたらした米国のクラブ

グローバル・アウトルック


 メキシコとマラウイの地域社会に安全な水をもたらした米国のクラブ

 
 

写真提供:Rotary Images /Alyce Henson

カーピンテリア・モーニング・ロータリー・クラブ(米国カリフォルニア州)は、メキシコで行った水プロジェクトの経験を生かし、さらに遠く離れたマラウイで新しい試みに取り組んでいます。

カーピンテリア・モーニング・クラブが水プロジェクトを始めるようになったのは、2005年、1人の会員がパツクアロ・ロータリー・クラブ(メキシコ、ミチョアカン州)の例会に出席し、近隣の村人が汚染された水を飲むか、わずかな稼ぎを高価なペットボトルの水に費やさなければならないという事実を知ったことがきっかけでした。

「砂、日光、オゾン、精密ろ過膜を利用したシステムなど、5つの小さな村に最も適した浄水システムを探していた」と説明するのは、第5240地区で水プロジェクトを取りまとめているラリー・シーゲルさんです。「周辺地域でも導入できるように、手頃な費用のシステムが必要でした」

クラブは、村ごとに異なるシステムを導入することにしました。中でも一番成功したのは、ラ・シエナガに設置された砂と紫外線を利用したシステムです。住民は、オレンジ色に変色した地元の水を飲むことができなかったため、一日分の収入を一週間分のペットボトルの水に費やさなければなりませんでしたが、「砂と紫外線を使ったシステムが導入されたことで、水を買う必要がなくなり、プロジェクトのおかげで健康面でも経済面でも改善が見られるようになった」とシーゲルさんは話します。

カーピンテリア・モーニング・クラブは、パツクアロ・クラブならびにパツクアロ2000クラブと協力してロータリー財団のマッチング・グラント・プロジェクトを開始し、汚染された水を浄化するために379リットル分の貯水タンクとフィルターを75の小学校に設置しました。

クラブは、マラウイでも同じような水問題があることを知り、ラ・シエナガでの経験を生かして、マラウイでも適切な浄水システムを探し、導入しようとプロジェクトを開始しました。2007年、第5240地区は、第9210地区(マラウイ、モザンビークの一部、ザンビア、ジンバブエ)をパートナーに、マッチング・グラント・プロジェクトを実施し、雨水を溜める大型タンクをマラウイ農村部のエイズ診療所4個所に設置しました。地元のリロングウェ・ロータリー・クラブの支援も得て、このプロジェクトでは、家庭用の砂フィルターが30個用意され、それを患者が自宅に持ち帰りました。  

ロータリアンはさらに、5,000人にきれいな水を提供するため、マラウイの8つの村で家庭用の水フィルターを提供し、雨水の貯水タンクを作り、井戸を密閉して蓋を付ける活動を行っています。マラウイでの3つ目のプロジェクトでは、手洗い、調理、乳幼児のケアなどに関連する衛生習慣について保健員が村人に指導できるようにするために財政的な援助を送っています。衛生面での取り組みも、浄水システムの長期的な利用を通じて健康を推進していく上で欠かせません。

「衛生面の問題にも取り組もうと試みている」と話すシーゲルさん。「これまでで最高のプロジェクトだと思います」