Rotary.org - 2010-11年度年次報告 :疾病予防と治療

疾病予防と治療

WHO(世界保健機関)は、熱帯病の治療が放置されているために、10億人の人々が苦しんでおり、また、6人に1人が、医療費を支払うことができないと推定しています。ロータリーの疾病予防と治療における活動では、予防接種や患者への医療支援だけでなく、保健従事者への研修も提供しています。

サハラ以南のアフリカでマラリアと闘う

昨年、サハラ以南のアフリカでは、マラリアによって75万人(そのうち85%が子ども)が命を落としました。しかし、ロータリー財団のグローバル補助金プロジェクトの下、4カ国のロータリアンが協力し、マリ共和国の最も貧しい地域であるイリマージョに住む人々に、マラリア予防の支援が提供されています。

マリ共和国のバマコ・アミティ・ロータリー・クラブは、防虫加工の蚊帳とマラリア予防・治療のための医療品や内科治療を提供する「Bite Malaria Back」プロジェクトを実施しています。キャピトル・ヒル・ロータリー・クラブ(米国ワシントンD.C.)と同地域の5つのクラブ、また、インドと香港のクラブがこのプロジェクトを支援しています。また、ロータリアンは、イリマージョにおける貧困と疾病問題に取り組む非政府組織、「プロジェクト・ムソ・ラダミュネン(Project Muso Ladamunen)」とも協力しています。

このプロジェクト開始後の3カ月間で、3,000人以上の患者がマラリアの治療を受けただけでなく、保健従事者が12,700戸を訪問し、900人の子どもたちを治療しました。そのうち8割は、医療介入が最も緊要とされる発症後48時間以内に治療を受けることができました。

「わずか数ドルの効果的な薬で治療できるマラリアのような疾病によって、毎年100万人近い子どもたちが命を落とすなど、あってはならないことです。治療を必要としている何千人もの子どもたちに、効率良く治療を行うことが重要です」と語るのは、キャピトル・ヒル・ロータリー・クラブのマリア・ネリ・パビシックさんです。

グローバル補助金によるこのプロジェクトは、マリ共和国イリマージョの子どもたちに、マラリアのない未来という希望を与えています。