RIとロータリー財団が財務の健全性を回復
国際ロータリー・ニュース:2011年4月26日
私が事務総長を務めてきた十年以上にわたり、国際ロータリー(RI)とロータリー財団は大きな成長を遂げ、効率性の高い組織へと変わりました。また、一般の人々からも広く認識され、豊かな資産を築いてまいりました。このような発展の一方で、2008年の経済危機のように、困難な財政を強いられる時期もありました。今回は、2011会計年度の最終四半期に、RIとロータリー財団がともに健全な財政状態を回復したことをここにご報告でき、大変嬉しく思います。
過去2年間、堅調な金融市場のおかげで、国際ロータリーは2008年と2009年の投資損失を上回る回復を見せました。2011年には、9カ月ぶりに22パーセントの投資収益があり、予備金は1億3,400万米ドルとなっています。一方、ロータリー財団でも良好な投資収益があり、2008年と2009年の損失の約80パーセントを回復するまでに至っています。2011年3月31日までの9カ月間、RIとロータリー財団の投資成果は市場成果を上回っています。
RI理事会とロータリー財団管理委員会による昨年6月の決定により、RIの一般予備金と財団の年次プログラム基金に対して、市場喪失の影響を緩和し、インフレ対策を講じるための見直しが行われました。
今年3月31日までに、年次プログラム基金へ6,900万ドル(昨年比600万ドル増)、恒久基金へ1,100万ドル(300万ドル増)の寄付が寄せられました。こうしたロータリアンからの惜しみないご寄付も、ロータリーの財政の安定に大きく寄与しています。
こうした支援に加え、ロータリーの2億ドルのチャレンジにもロータリアンから多くの寄付が寄せられています。チャレンジ開始当初から3月31日までに寄せられた寄付合計は1億6,600万ドルとなっており、これは、ポリオのない世界の実現に向けたロータリアンの固い決意が表れであると言えます。また、ポリオ常在国、特にインドとナイジェリアで、撲滅活動の大きな進展が見られたことも素晴らしいニュースです。
財団の財政見通しが好転したことを受け、ロータリアンの奉仕活動へも十分なリソースを提供できるようになります。今年度のマッチング・グラント予算が回復されたことに続き、財団管理員会は2011-12年度にもそれに匹敵する予算を承認しました。さらに、2013年7月1日に未来の夢計画の全面的導入に先立ち、未来の夢試験段階の予算で補助金の新モデルを十分にテストすることができます。
財務の健全性を保つ上で鍵となるのが支出です。事務局職員は常に、ロータリアンからの幅広いニーズに応えながら、コスト削減の方法を検討しています。長期計画に沿ってリソースを準備し、利用可能なテクノロジーを最大限に活用し、予算を厳しく監視(モニター)することで、経費を予算内に収めるよう努力しています。
ロータリーの財務状況の詳細は、www.rotary.org/financials (画面下の「日本語」をクリック)をご覧ください。5月23日には、国際大会におけるRI財務長からの報告が、2011年RI国際大会速報の一部としてウェブサイトに掲載される予定となっております。
皆さまご存知の通り、私は6月30日をもって事務総長の職を退きますが、ロータリー指導者と事務局職員の懸命な努力によって、ロータリーはここまで健全な財務状況を取り戻すことができました。私の後任となる新事務総長、ジョン・ヒューコ氏は、豊富な経験の持ち主です。シニア・リーダーと事務局職員から協力を得て、今後も慎重に、然るべき資金管理が行われるものと確信しております。
ロータリー奉仕における皆さまの引き続きのご活躍を、心よりお祈りしています。
エド・フタ(布田)
RI事務総長