Rotary.org: RI事務総長からの財務状況に関するご報告

 RI事務総長からの財務状況に関するご報告

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ロータリアンの皆さま 

12月1日付けのご報告以来、国際ロータリーとロータリー財団の財務状況は回復の一途をたどっています。12月31日現在、2009-10会計年度前半の投資純収益は、RIが1,380万米ドル、財団が7,190万ドルとなっております。人頭分担金とその他の活動からの収入は予算通りです。財団への寄付合計は昨年同時期をわずかに上回り、ロータリーの2億ドルのチャレンジへの寄付が200万ドル増加した一方、これを相殺する形で年次プログラム基金にほぼ同額の減少が見られています。ロータリーのチャレンジへの寄付は、12月に目標額の半分を達成し、現在は1億900万ドルとなっています。 

運営予備金については大幅な改善が見られました。RIの一般剰余金は、細則で定められた額を十分に上回っています。財団の運営費は、2009-10年度前半に3,800万ドル増加しましたが、400万ドルの赤字は現在も懸念要因となっています。キャッシュフローは引き続き良好な状態にあり、RIまたはロータリー財団が本会計年度の運営に必要な資金を確保するために投資債権を売却する必要性は低いものと見込まれています。 

支出面も良好な状態にあります。現在、RIの運営経費は予算を5パーセント下回り、財団の運営経費は10パーセント下回っています。こうした経費節減につながった背景には主に、予算を下回る人件費での運営、委員会会合、RI理事会活動、情報技術関連にかかる経費の削減といった要因があります。現時点で、RIは本年度の予算で十分に運営を行うことができ、財団は投資の純収益で今年度の一般管理運営費と寄付増進費をまかなうことができるものと予想されています。 

今回の経済危機により、ロータリーは特に財団資金について投資方針を変える計画があるかどうかというご質問を多くのロータリアンから受けています。財団は12月に、投資コンサルティング会社「NEPC」と契約し、NEPCのコンサルタントが財団の投資諮問委員会に協力することとなりました。同委員会は2月中旬に会合を予定しています。一方、投資担当職員は、年次プログラム基金と恒久基金の方針を見直し、4月に管理委員会へ推奨事項を提案する予定です。管理委員会が検討すべき課題の一つは、リスクと収益の適切なバランスを図ることです。管理委員会はまた、財団の運営予備金を回復し、私たちの目標を達成するために必要な方針変更の決定に取り組んでいます。 

管理委員会は今年度、マッチング・グラント予算資金の一部を回復することができましたが、財団は現在も、有意義なプロジェクトの多くに補助金を提供できない状況にあります。こうした逆境の中でも引き続き年次プログラム基金に寄付をお寄せいただき、財団を支援してくださっている皆さまに心より感謝申し上げます。現在、2010-11年度の予算作成に入りましたが、上記のような好ましい財政状況が見られることから、管理委員会は来年度より、国際財団活動資金(WF)から資金が提供されるマッチング・グラントの予算を引き上げる意向です。2010-11年度予算は、先述の財団の投資方針への変更とともに、4月の管理委員会会合で検討されます。 

投資専門家の多くは、景気が回復しつつあると慎重ながら楽観的な観測を出していますが、金融市場は未だに急変しやすく、回復には時間を要するとしています。従って、ロータリーは来年度も引き続き慎重な投資と予算立案を行い、経費の削減と管理に全力を尽くしていく意向です。現在の方策が有効であることは数字で実証されており、引き続き堅実な財政管理を行うことで、国際ロータリーとロータリー財団が必要なリソースをもってロータリー・クラブの奉仕活動を支援できるよう努めてまいります。  

2008-09年度年次報告書ならびに監査済みの財務報告書(英語)がウェブサイトに掲載されておりますので、併せてご参照ください。2008-09年度財団運営に関する年次報告書(英語)にも重要な情報が掲載されており、財団のプログラムと寄付増進活動における功績ならびに費用を詳しくご覧いただけます。 

エド・フタ(布田)
事務総長