RI財務に関する事務総長からのご報告
国際ロータリー・ニュース:2010年9月9日
前回5月20日付のご報告と、去る6月の国際大会での財務ワークショップ以来、金融市場は幾分、悪化しましたが、2009-10会計年度の国際ロータリーおよびロータリー財団の財務状況は前年度と比較して大きな回復を見せ、私どもの予測に沿ったものとなりました。
現在、未監査の段階ですが、6月末現在、RIの総収入は9,500万米ドルを超え、総支出は8,200万米ドルとなっております。昨年度のRIの投資収益は1,070万ドルで、2009年の損失の約75%を取り戻しました。2009-10年度の人頭分担金およびその他の収入は予算通りであったのに対し、経費は、2010年規定審議会の3,700万ドルのコストを除外すると、前年度よりも削減されています。同じく昨年度のRIの一般剰余金の残高は、1億660万ドルと、RI細則の基準による2009-10年度の最低限度額である6,700万ドルを大きく上回りました。モントリオールでのRI国際大会は成功裏に終わり、52万8,000米ドルの黒字を収めましたが、これは入念な経費管理と、予想を上回る参加登録料収入によるものです。
ロータリー財団では、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団からの補助金を除き、寄付の総額が1億5,840万ドルで、これは前年度と比べ1,500万ドル近い増加となったことをご報告申し上げます。年次プログラム基金への寄付は、2008-09年度よりも110万ドル増の1億40万ドル、またゲイツ財団からの補助金を除くポリオ・プラスへの寄付は、同じく前年度比で1,210万ドル増の4,150万ドルが寄せられています。ロータリーの2億ドルのチャレンジへの募金額は、現時点で1億4,500万ドルを超えています。このような惜しみないご寄付は、財団と、財団が世界でよいことをする底力へのロータリアンの信頼の現れであると感じております。
2009-10年度に5,430万ドルの投資収益があったことから、財団は、前年度の損失のおよそ3分の1を取り戻しました。投資成果のこのような改善に基づき、管理委員会は、現金および短期の確定利付証券の中、2,000万ドル相当を運営予備金の再構築に充てることを承認しました。さらに、管理委員会は、未来の夢試験段階を効果的に支援するとともに、今年度のマッチング・グラントへの支給を大幅に増額することができました。
6月の会合において、RI理事会と管理委員会はそれぞれ、RIの一般剰余金と財団の年次プログラム基金の新しい投資方針を承認しました。この新たな方針は、両基金のポートフォリオにおける株式リスクを減らし、インフレリスクからの保護をさらに徹底させることを目的としています。恒久基金の投資方針は、財務省インフレ連動債、商品、不動産など、インフレ連動資産を追加するよう修正が加えられました。管理委員会はまた、恒久基金の支出方針を修正し、市場価値が累積寄付額を超えた個々の基金アカウントから支出できる柔軟性を与えました。
金融市場は現在も変動を続けており、ロータリーのシニア・リーダーと経営幹部が常に警戒する必要があります。過去1年間、経費の支出に注意を払い、これまで以上に戦略的に投資を行なうことで、安定した財務状況を保ってきました。今会計年度においても、これと同じような対策を取り続けていきます。
RIとロータリー財団の監査済みの財務諸表は、RI理事会と財団管理委員会が承認した後、11月にRIウェブサイトに掲載される予定となっております。それまでの間、ロータリーの財務状況の詳細については、ウェブサイトの財務のページをご参照くださるようお願いいたします。
心を込めて
エド・フタ(布田)
事務総長