ローターアクトを通じて多くを学ぶ
記事:Arnold R. Grahl
国際ロータリー・ニュース:2010年6月21日
6月19日、カナダ、ケベック州モントリオールで開催された2010年ローターアクト大会前会議で講演するローターアクター、アブダラー・メヘルバさん。写真:Monika Lonzinska-Lee
アブダラー・メヘルバさんにとって、アラブ首長国連邦、ドバイでのローターアクト・クラブ創立は容易なことではありませんでした。
長きにわたってエジプト、アレクサンドリア・ファロス・ローターアクト・クラブの会長を務めたメヘルバさんは、ドバイ・ロータリー・クラブと協力して、中心となるクラブをつくるまでに2年の歳月を要しました。そうして2008年、ドバイ・ローターアクト・クラブは、メヘルバさんを会長として、正式にローターアクトに加盟することとなりました。
この経験を通じて忍耐力が身に付き、ひたむきになってローターアクトに力を注ぐことの大切さを学んだと、6月19 日、モントリオールのマギル大学で行われたローターアクト大会前会議にてメヘルバさんは述べました。
「ローターアクトの活動に打ち込み、周囲の人々から学び、経験を分かち合いながら互いのスキルを向上させるよう努力することが大切です」とメヘルバさん。「こうすることによって、ローターアクトから多くを学び、広い世界でもロータリーだけでしか味わうことのできない経験を積むことができるのです」
メヘルバさんは、アレクサンドリア・ロータリー・クラブに入会した父親からローターアクト・クラブを創立することを勧められたことをきっかけとして、1998年、ローターアクターになりました。メヘルバさんは、当時の苦労をふり返ります。ほんの少数のローターアクターが提唱ロータリー・クラブの会員3、4人と会った当時は、話し合いをするにも知らないことばかりだったといいます。しかし、それでも月日を重ねて少しずつ学んでいったとメヘルバさんは話します。
学ぶことを通じてクラブは成長していきました。クラブ会長を経験した後、2003-04年度の地区ローターアクト代表となったメヘルバさんは、12回にわたって5カ国を訪れ、何千ものローターアクターと出会いました。2007-08年には、国際ロータリーのローターアクト委員会で も活躍しました。
メヘルバさんはドバイ・クラブの会長2期目に就任中、ローターアクト会員資格の年齢上限である30歳を迎えましたが、その後も元会長として活動に携わることができました。
「年齢制限を超えても、ローターアクトは終わりません」とメヘルバさんは言います。「ローターアクトを離れるのは、ロータリー・クラブに入会するときです。私はローターアクト活動に12年間取り組み、満期を迎えることとなりました。しかし、これは終わりではなく、ロータリーでの新たな活動の始まりなのです」
ローターアクト・クラブを始めるならまず親睦を大切にするよう、2つのローターアクト・クラブを立ち上げた経験を基にメヘルバさんはアドバイスを送ります。
「最初はプロジェクトのことで悩む必要はありません。まずはローターアクター同士の絆を強め、提唱ロータリー・クラブとの関係を深めてください。そうすれば、会員紹介や財務支援など、クラブが前進するために必要な推進力が得られるでしょう」