分科会で子供の死亡率低下に焦点が当てられる
記事:Jenny Llakmani
国際ロータリー・ニュース:2008年6月19日
ロータリー財団マッチング・グラントの資金援助の下、リオデジャネイロ・サーラ・ロータリー・クラブ(ブラジル)が主導する「ヘルシー・マザー・プログラム」の恩恵を受けたアドリアナ・デ・イエズス・バルボサさん。
Rotary Images/Alyce Henson
「幼児や子供の死亡率を減らし、妊婦の健康状態を改善するシンプルな方法がある」 6月17日に開かれた「人口増加と持続可能な発展のロータリアン行動グループ(RFPD)」主催の分科会で、ロータリアンはこの事実を学びました。
子供の死亡率低下は、李東建RI会長エレクトが定めた次年度の強調事項の焦点とされています。
世界保健機関(WHO)が主催する「Partnership for Maternal, Newborn, and Child Health(母子の健康のためのパートナーシップ)」のディレクターを務めるフランシスコ・ソンガネ医師が、この会議で講演しました。 国連ミレニアム開発目標 の中でも、子供の死亡率を減らし、妊婦の健康状態を改善するという目標は、大きく遅れをとっている、とソンガネ氏は述べます。
パネル・ディスカッションでは、産科医で元モザンビーク保健大臣のソンガネ氏のほかに、RFPD副委員長のロバート・ジンサー医師、RFPDドイツ支部委員長で2009-11年度にRI理事に就任するエックハルト・パンデル理事エレクトが加わりました。
毎年、予防できるはずの原因で1千万人以上の子供が命を落とし、53万人の女性が妊娠に関連する原因で亡くなっています。「母親の健康改善に取り組まない限り、子供の問題を解決することはできません」とソンガネ氏は強調します。
肺炎、下痢、マラリア、はしかが5歳未満の子供の第一の死亡原因となっているが、その背景にあるのは栄養失調という問題である、とソンガネ氏。「死亡の57パーセントの背後には栄養失調という要因があるのです」
重要となるのは、腕の高い助産師、HIV検査、蚊帳の3点であるとジンサー医師は述べます。小児科医であるパンデル氏は、このリストに「母乳」も加えます。「生まれて数週間は母乳を与えることが絶対に必要です。理想的には1歳になるまで母乳を続けるべきです」とパンデル理事エレクト。「感染や栄養失調を防ぐには、母乳が欠かせません」
「何も大それたことをする必要はありません」とソンガネ氏は言います。「ロケット科学ではありませんから。ただ、適切な対処を取ればよいのです」
この問題に取り組もうとしているロータリアンに向け、ソンガネ氏はアドバイスをしました。「クラブや地区がどこにあろうと、地元政府と協力して、その国で既に行われていることに参加してください」