Rotary.org: ニュース - ポリオ撲滅に向けた大きな一歩

 ポリオ撲滅に向けた大きな一歩

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写真上:ポリオ常在国リストからインドが除外されたことを伝え、ロータリアンの貢献を称えるブルース・アイルワード氏。写真下: 学友人道奉仕世界賞を受賞したジョン・スカーリット氏。写真提供:Alyce Henson

5月8日(火)、バンコク国際大会の第3回本会議で、ポリオ撲滅における2つの大きな達成事項が発表されました。一つは、ポリオ撲滅に向けたロータリーの2億ドルの募金チャレンジ目標額の達成です。この募金キャンペーンは、ゲイツ財団から授与された3億5,500万ドルの補助金に応えるために開始されました。もう一つの達成は、去る2月、ポリオ常在国リストからインドが除外されたことです。これらの達成を機に、ロータリアンは、ポリオ撲滅という究極の目標達成に向けて気持ちを新たにしました。

ロータリーの2億ドルのチャレンジ委員長であるジョン F. ジャーム氏は、ロータリアンをはじめとする支援者から募金チャレンジ(2012年6月まで継続)に寄せられた寄付が、5月4日現在、2億1,570万米ドルとなったことを発表しました。しかし、世界ポリオ撲滅推進計画(GPEI)は現在、活動を続けていく上での深刻な資金不足に直面しています。このため、今後もクラブや地区によるたゆみない募金活動が不可欠となります。

ジャーム氏の講演 第3回本会議の様子を写したビデオ  

公衆衛生の緊急事態

ポリオ常在国リストからのインドの除外は、「撲滅活動の歴史において最も大きな前進」であると、世界保健機関(WHO)でポリオ撲滅責任者を務めるブルース・アイルワード氏は述べ、この達成におけるロータリーの貢献を称えました。「ロータリーが描くポリオのない世界が大きく近づきました」

その一方で、残る常在国(ナイジェリア、パキスタン、アフガニスタン)における感染数の増加と、中国、コンゴ、タジキスタンにおけるウイルス再流入は、撲滅に向けた「これまで以上の力強い後押し」が必要であることを物語っています。来週、192名の保健相が会合し、公共保健の緊急事態としてポリオへの対策を話し合う予定だと、アイルワード氏は言います。「予断を許さない状況にあり、より迅速に、的を絞って、全員で活動に取り組む必要があります」

ポリオ撲滅のためにロータリー財団に420万ドルを寄付したインドの慈善活動家、ラジャシュレー・ビルラさんは、ロータリーの撲滅活動に強く感銘を受けていると話すと同時に、企業が責任を持って活動に参加し、地域社会を積極的に動員させることの重要性を説明しました。

企業が社会問題の解決に向けてエネルギーを注ぐことができれば、やがては企業自身にとっての利益にもつながると話すビルラさん。「ビジネスリーダーが強い意志を持って地域の人々に支援の手を差し伸べれば、大きな変化が生まれるでしょう」

学友人道奉仕世界賞

2011-12年度学友人道奉仕世界賞を受賞したジョン・スカーリット氏は、次のように述べました。「ロータリーが親睦を通じて国際理解を育むように、私は、発展途上18カ国の300人以上の農業科学者に研修を提供するという経験を通じて、次世代の思想家とリーダーの育成に携わることができました」 詳細はこちら

また、ビル・ボイド財団管理委員長は、基調講演の中で、ロータリー財団がもたらす変化について語りました。「村を訪れ、水のない状況を見たときに、母と娘たちが毎日3時間歩いて水汲みをしなければならない状況を察知できるのがロータリアン」であると管理委員長は話します。「村に水があれば、母は食物を栽培し、娘は教育を受ける時間を持つことができるでしょう。さらに、子どもたちを疾病から救い、母親たちは小さな商売を始めるチャンスができるかもしれません。一つの支援で大きな変化が生まれることもあるのです」 ボイド管理委員長の講演

チュラロンコーン大学(バンコク)の平和センターで学び、現在、タイとミャンマーの国境付近にある難民キャンプで公衆衛生のコーディネーターを務める元平和フェロー、アマンダ・マーチンさんは、スキル向上の機会を与えてくれたロータリー財団に感謝の言葉を述べました。「ロータリーは、既に私の人生に劇的な変化をもたらし、現在も強い影響を与えています。ロータリーが与える影響は、私から生徒へ、そして、やがて彼らが公衆衛生士となったときには貧困に苦しむ人々へと、波紋を広げていくでしょう」

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