RI会長がアフガニスタン大統領にポリオメダルを授与
国際ロータリー・ニュース:2012年4月6日
アフガニスタン政府による世界ポリオ撲滅推進活動への支援を称え、ハミド・カルザイ大統領にメダルを授与するカルヤン・バネルジーRI会長
カルヤン・バネルジーRI会長は4月2日、アフガニスタンの首都カブールにて、世界ポリオ撲滅推進計画におけるアフガニスタン政府の支援を称えるため、ハミド・カルザイ大統領にポリオメダルを授与しました。
アフガニスタンを訪れた最初のRI会長となったバネルジー会長ですが、この訪問はスティーブンR. ブラウン財団管理委員およびファリー・モイニ氏(いずれも米国カリフォルニア州ラホーヤ・ゴールデン・トライアングル・ロータリー・クラブ会員)の尽力によって実現しました。同クラブでは、多くの教育的プログラムをアフガニスタンのジャララバードで実施してきた経緯があります。
45分間の会合でカルザイ大統領とバネルジー会長は、インドがポリオ常在国リストから除外されたことやインドにおけるポリオ撲滅活動から得られた知識をアフガニスタンでも生かすことができるという内容について話し合いました。
「アフガニスタンでの予防接種活動を引き続き集中的に行っていただきたいと大統領にお願いしました。確かにまだいつ撲滅が達成できるのかはっきりとした期日を定めることはできませんが、予防接種活動を積極的に継続することによってその日は必ず訪れます」とバネルジー会長は述べます。
ポリオ撲滅活動への引き続きの支援
カルザイ大統領は、アフガニスタン政府としてポリオ撲滅活動を引き続き支援していくこと、また、アフガニスタン国民に対し、ポリオワクチンを子どもに投与することの重要性を伝えていく決意を話しました。
バネルジー会長は、インドでの撲滅活動を支援したイスラム系指導者が、アフガニスタンで同様な立場にいる指導者に働きかけ、活動を後押しできるだろうと述べ、インドにおいてはイスラム聖職者の支援を得て予防接種への理解を広めた経緯に言及しました。それだけでなく、インドとアフガニスタン間で医療チームの交換を行い、ポリオ撲滅を成功に導くための方法や、アフガニスタンが直面している撲滅活動における課題を学ぶことも可能であると述べました。
アフガニスタンは、野生ポリオウイルスが常在する3カ国のうちの1つです。2012年に報告された世界的なポリオ発症件数は36件ですが、そのうち5件がアフガニスタンで発生しています。2011年には、同国で80件の報告がありました。ウイルス常在3カ国のうち残りの2カ国はナイジェリアとパキスタンですが、アフガニスタンと国境を接しているパキスタンとの間のウイルスの伝播を抑えるには、両国間の協力が不可欠です。パキスタンでのポリオ発症件数は2011年が198件、2012年にはこれまで15件となっています。
アフガニスタンにおけるロータリーの活動
今回のバネルジー会長のアフガニスタン訪問に同行したのは、上述のブラウン管理委員とモイニ氏、ジャララバード・ロータリー・クラブ会員でアフガニスタンのポリオ・プラス委員長であるアジュマル・パルディス博士、同じくジャララバード・ロータリー・クラブのモハマド・イシャク氏でした。
ブラウン管理委員とモイニ氏は、アフガニスタンでさまざまなプロジェクトを実施してきただけでなく、全国予防接種日にも参加しています。両氏が所属するラホーヤ・ゴールデン・トライアングル・ロータリー・クラブでは、教育的プログラムとして、アフガニスタンの13の学校でインターネット研修を実施、また、ジャララバードでは研修施設を運営しています。このプログラムは、テクノロジーやカリキュラムの開発、国際協力を大きな目的としています。
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