職業研修チームが幼児教育を支援
記事:Dan Nixon
国際ロータリー・ニュース:2011年6月7日
写真上:第7980地区と第9400地区から派遣された職業研修チーム。南アフリカのルステンブルクにて。写真下:コネティカット州の子どもたちに母国の本について紹介する、南アフリカからの研修チームメンバー、ベルサ・モフベさんとイレーヌ・セレエクウェインさん。写真提供:Laurie Noe
ルステンブルク(南アフリカ)とブリッジポート(米国コネティカット州)の2地域は、貧困、崩壊家庭、健康問題、低い識字率などの幼児教育における共通課題を抱えていました。そこで、2つの地域が協力し、幼児教育の専門家から成る職業研修チームを相互の地域に派遣しました。
未来の夢の試験地区から派遣されたこれらの職業研修チームは、地理的な違いを考慮しながら、就学前教育のカリキュラムや設備、地域との協力といった点についてアイデアを交換し合いました。ロータリー財団のグローバル補助金35,625ドルを受けたこのプロジェクトは、教師を対象としたオンライン研修も組み込まれており、「基本的教育と識字率向上」の重点分野と関連しています。
米国からの研修チームは、南アフリカの7つの幼稚園を訪問しました。南アフリカのメンバーたちと、危機的状況にある幼児の教育支援について多くの意見を交換できた、とメンバーたちは話します。「HIV/エイズや低水準の生活環境、さらに貧困家庭の現状など、南アフリカの人々が直面している問題について理解を深めることができました」
一方、南アフリカからの研修チームは、コネティカット州の幼稚園や保育センターを訪問し、ワークショップや育児プログラムに参加したほか、地元の短期大学で教師研修を受けました。南アフリカで幼児教育に携わっているベルサ・モフベさんは、教育や給食管理など、普段から多重の責務に追われているそうです。より多くの大人から支援を得る必要があっても、親のほとんどが10代であるのが現実だと話します。同じくチームに参加したショーン・タンマーさんは、祖父母による協力の重要性を指摘します。「祖父母たちは喜んで学校の手伝いをしてくれる、まさに未開発の教育支援リソースです」
また、質の高い教師研修の大切さについても説明するタンマーさん。地元では、教師の専門スキルを向上させるためのワークショップが毎週実施されているそうです。
今後、両国の教育者たちは、幼児教育の教員資格を取るために、オンラインの研修コースを利用する予定となっています。メンバーの一人は、今回の訪問を振り返りつつ、これからも協力を続け、将来の研修や研究プロジェクトの計画を立てることに意欲を燃やしていきたいと話します。また、あるメンバーは、両国の子どもたちを支援していけるよう、末永くこの協力関係を維持していきたいと話してくれました。
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