歴史に残る1ページ:グレイス・アイリーン・マンからの手紙
記事:Susan Hanf
国際ロータリー・ニュース:2010年5月24日
1906年4月24日、グレイス・アイリーン・マンからポール P. ハリスに送られた手紙。
ロータリー創設者、ポール P. ハリスが、妻のジーンと出会う以前に、あるロマンスを経験していたことを知る人は少ないのではないでしょうか。
ハリスは1905年、友人と元上司のジョージ C. クラークに会いにジャクソンビルを訪れたとき、グレイス・アイリーン・マンという女性に出会いました。彼女は、米国フロリダ州のある著名な家で生まれ育った女性でした。
二人は文通をするようになり、雑談をしたり、神学や哲学、また家族について語り合ったりし、親愛の情を交わしました。またハリスは、シカゴ・ロータリー・クラブの例会場所を探していることやクラブ定款について伝えました。
ロータリーについて語るハリスに、マンも熱意を込めて受け答えしました。
「あなたがお書きになったロータリー・クラブの定款や細則に、私は強く心を惹かれています。大切なことを押さえて欠けるところがなく、無駄のない内容であると私は思います。細則の内容は特に素晴らしいですね」
交わされた手紙を追っていくと、1906年の秋に結婚の話が浮上します。しかし最終的には、マンの家族がハリスとの結婚を認めませんでした。
翌年5月、ハリスとマンの交流は途絶えました。最後となるマンへの手紙に、ハリスは以下のような言葉をつづっています。
「あなたの将来に、強く関心を抱いています。あなたが立派な女性となることを願い、きっとそうなるであろうと固く信じています。幸せになってください。ドールトンの皆さんにもよろしくお伝えください。心を込めて。ポール P. ハリス」
ハリスは当時の習わしに従い、マンからの手紙をすべて、本人に送り返しました。その後の1910年6月、マンはジョン・マレル・ベルという男性と結婚し、ハリスと交わした手紙を姉妹であるメイ・マン・ジェニングスの家の屋根裏に保管しました。それらの手紙は、1963年に家が解体されたとき、マンの長女であるエリザベスに引き渡されました。
時は過ぎて1997年、それらの手紙は、マンの娘であるグレイス・ベル・ロジャースによって、国際ロータリーに寄贈されました。
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