ロータリー・センターが世界を変える力に
記事:Arnold R. Grahl
国際ロータリー・ニュース:2009年3月24日
Mercy Corpsとの活動で作物について学ぶために農場を訪れたスコットランド出身のコリン・スパーウェイさん(左)。スパーウェイさんは、2003-05年度のロータリー世界平和フェローです。現在、BBCワールド・サービス・トラストでマネージャーを務めるスパーウェイさんは、最近、平和フェローシップ・プログラムの推進にさらに力を入れていくようロータリー財団地域コーディネーターに訴えかけました。写真提供:Colin Spurway
ロータリー世界平和フェローシップ・プログラムは、世界に変化をもたらしています。
2003-05年度に平和フェローとなったコリン・スパーウェイさんは、「フェローシップ・プログラムを通じて、世界をより平和で公正かつ安定した場所とするための知識を得ることができた」と話しています。
シカゴで開かれたロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)研修セミナーで、RRFCを前に話をしたスパーウェイさんは、平和および紛争解決の分野における国際問題研究のためのロータリー・センターを支えるロータリー財団に感謝の言葉を述べるとともに、同センターのプログラムを推進していくようRRFCに求めました。
「『平和』とは、想像と希望にあふれ、進歩的なものである一方、実体のないものでもあります。このようにつかみどころのない『平和』に投資するだけの財政力、国際性、持久力、世界観を持ち合わせているのは、ロータリーだけです」とスコットランド出身のスパーウェイさんは話します。
また平和とは、ただ単に点検表で「はい、これで完了」と印を付けておしまいになるような目標ではない、と彼は付け加えます。「平和とは、継続的なプロセスです。それは、ゆっくりと、長期にわたって続けられる作業なのです」
ロータリー・センター委員会委員、ならびにRI会長ノミニー補佐を務めるドゥウェイン・スターリング氏は、RRFCにスパーウェイさんを紹介する際、平和研究プログラムに十分な関心が寄せられていないことを指摘しました。
「ロータリー・センターは、ポリオ撲滅の次に優先して取り組むべきプログラムです」とスターリング氏。「しかし私たちは、必要なだけの関心を向けていません。ロータリー・センター・プログラムは、今後幾世代にもわたって世界を変えていく上で重要な役割を果たしていくプログラムなのです」
スパーウェイさんは、クイーンズランド大学のロータリー・センターで学んだ後、カリフォルニア大学バークレー校で4学期目を過ごしました。
「フェローシップ・プログラムでの体験は、バークレー校での研究でさらに豊かなものとなった」とスパーウェイさんはRRFCに向けて語りました。「私と同様に、多くの学友がフェローシップ・プログラムの価値を卒業後に実感していると思います」
中央・南アジアで国際的な慈善団体の平和構築および開発プログラムを担当した後、スパーウェイさんは、ロンドンのBBCワールド・サービス・トラストに就職し、バングラデシュにおける国際開発プロジェクトのマネージャーとして働いています。
スパーウェイさんは、「平和研究プログラムが、ロータリーのイメージの向上に大きく貢献している」と話します。また、提携大学にとっても誇るべきプログラムである、と考えます。
ロータリー・センター大口寄付推進計画の委員長を務めるエディ・ブレンダー氏によると、プログラムを維持するために2015年までに9,500万ドルの基金を設立するという目標に向け、現在までに4千万米ドルが集められたと言います。
プレンター氏は、ロバートF.ケネディが1966年に南アフリカのケープタウン大学で行った有名なスピーチを暗示しながら、およそ400名のプログラム卒業者のことを「希望の波及効果をもたらす雫」に例えました。「彼らと私たちの平和センターを通じて、平和はきっとかなえられるでしょう」