多様性に富むクラブが未来の発展のカギに
記事:Marcel Harlaar、Joseph Derr
国際ロータリー・ニュース:2009年3月11日
中央に立つアンドロ・ボッセ・クラブ会長とアムステルダム・アリーナ・ロータリー・クラブの会員。写真提供:アムステルダム・アリーナ・ロータリー・クラブ
アムステルダム郊外のDe Houten Vierレストランでは、毎週、21人のメンバーから成るあるグループが集まっています。
オランダ、モロッコ、スリナム、トルコ系のメンバーが所属するこのグループは、男性14人と女性7人から成り、その年齢層は28歳から69歳までです。またメンバーの職業も、デザイナー、ホテル支配人、学者、弁護士、会計士とさまざまです。
このような多くの違いがあるにもかかわらず、このグループのメンバー全員は、ある一つのことを共有しています。それはロータリーです。
新しく結成されたアムステルダム・アリーナ・ロータリー・クラブは、会員の多様性をまさしく体現したクラブです。強いロータリーを守り抜くには会員の多様性こそ必要であると、国際ロータリーのリーダーたちはこれまで強調してきました。
去る11月、理事会は、多様性とロータリーに関する声明を新たにし、その一部に、「職業、性別、年齢などの面で地域社会の実態を反映したクラブは、未来における発展の可能性を秘めている」という一文を加えました。
アムステルダム・アリーナ・クラブは、アムステルダム南東部の端にあり、約8万人の人々が住むアムステルダム・ザウドオースト地区を拠点としています。この地域のことを、アンドロ・ボッセ・クラブ会長は、「まさに多文化と多民族の街」と呼びます。
クラブの結成
アムステルダムの元地区ガバナーのグループが調査を実施した結果、アムステルダム・ザウドオースト地区には、ロータリー・クラブに入会している住民がほとんどいないことが判明しました。そこで、第1580地区のヤン・コスター元地区ガバナーとアムステルダム・ウエスト・ロータリー・クラブ会員の支援の下、新クラブが11月に結成されました。
スリナム系のボッセ会長は、クラブの多様性が地域社会とのつながりを深めることになる、と話します。
「私たちの多様なネットワークは、草の根的な団体、事業、自治体など、地域社会のあらゆるレベルの人々に広がっていくでしょう」
アムステルダム・アリーナ・ロータリー・クラブは、子供たち、中でも特に精神的・肉体的な障害のある子供たちの支援に焦点を絞っています。「私たちは、アムステルダム・ザウドオースト地区の子供たちの夢をかたちにしていくことによって、地域社会に奉仕していきたいと思っています」とボッセ会長。
この新クラブの名誉会員であるコスター元地区ガバナーを除き、アムステルダム・アリーナ・クラブの会員は全員、今回初めてロータリーに入会しました。
「私たちは、自由な心で、募金や奉仕活動の新しい方法を切り開いていこうと考えています」と同会長は話します。「異なるバックグラウンドの人々と交わることで人生を豊かにすること、これが私にとっては一番大切なのです」
また、アムステルダム・アリーナ・クラブが、会員増加に向けてほかのクラブも支援していきたいと考えていると、ボッセ会長は言います。
「アムステルダム周辺の多くのクラブは、懸命な努力にもかかわらず、新会員を集めるのに苦労しています。私たちが、おそらく彼らの力になれるのではないでしょうか」
オランダ(第1550地区および1610地区)の地域雑誌、「De Rotarian」より